女性中間管理職ソルトの「へーそうなんだ~」日記

中間管理職、主婦業そして母親業やってます。自由に生き、自立した女性を目指し、好奇心の赴くままに生きています。また、またそんなお仲間を増やしたい。フォローよろしくお願いします。

朝早く目が覚めて布団の中で焦るの巻

朝の4時に目が覚めて眠れなくなる。
あと2時間は眠りたいのに。


布団の中で、大きく息を吸って吐いて、意識を落ち着かせて見る。
マインドフルネス瞑想をやってみる。

 

呼吸しながら、「あぁ、お父さんはこうやって息を吸って吐いても苦しいんだろうな」と、自宅療養しながら、機械を使って酸素を吸入し始めた老父のことを思い出す。

 

肺がん末期の父。
先月の頭に、病にかかっていることが判明。

抗がん剤治療や放射能治療など、病院での治療を断り、先月下旬から自宅で療養中。
呼吸が苦しいようで、血中酸素が90%を下回ることがあるらしい。
90%を下回るのは、あまり良くないらしい。

 

おとついから、機械を使ってチューブを経由して、鼻から酸素を取り込む方法を導入。

昨日、実家を訪問した時は、なんとなくそんな父の様子を、他人事のように、風景のように見ていただけだった。

 

眠りから覚めた今になって、
「お父さん、どんなに苦しいだろうか」と、
自分の力で満足のいくように呼吸のできない体になった父を不憫に思う気持ちが強くなる。

 

どうしてこんな時間になって、そんなことを思い出して、あれこれ考えてしまうのだろう。

 

勤め先の仕事のこともあり、休日である週末しか顔を出してない自分。

娘として、今までもっとできる事はなかったのか。
昨日会った時も、もう少し気の利いたことができなかったのか。
などと自責の念がむくむくと湧き上がる。

 

次には、今日、会社でしなければいけない仕事のことをチラリと思い出す。

 

徐々に胸の鼓動がドクドクし始め、どんどん意識が活性化するのを自覚する。

もうこうなると、意識を落ち着かせるところではない。これ以上眠れない。
意識と体が、覚醒しはじめていることがわかる。

 

もう寝るのは諦める。

 

そして枕元にあるデールカーネギーの「道は開ける」を手に取り、序章から読み始める。

そして、起き上がる勇気をもらい、1ミリ前進を目指すべく、いつもどおりのソルトの朝が始まる。