77歳の我が母。
数年前からスマホを(iPhone SE)を渡してある。
しかし、一向にスマホの使い方を覚える気配が
なかった。
こちらから送る孫(ソルトの2人の息子達)の
近況記録の写真を見るだけ。
自分から電話をかけてくることもなければ、
メール、LINEも使いこなせない。
文字入力ができないので。
メッセージを送ることもできないのだ。
指先で、キーボードを操ることが上手くいかないので、そのレベルでつまずいたまま。
よって、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンも
使いこなせない。
ボケ防止のために、なんとか教えこもうと
試みたものの、「私は勉強することが嫌いだから」
の一点張り。
母は、もともと文字を書くこと、学ぶことが非常に
苦手なのである。
ソルトが小学生の子供の頃には、習字や書き取りなどが上手くできないソルトに対し、鬼のように怒って、いろいろ叩き込もうとした癖に。
全く親というのは、勝手なものである。
先月、84歳の父親が肺の調子が悪くなり、急遽入院。
実家には、母1人のみの生活となった。
すると、母曰く、「病院にいる父から、携帯に電話がかかってくるかもしれないので、電話の取り方を教えてくれ」と。
そしてLINEのトーク画面の見方も、熱心に聞いてくる。
エラい熱量である。
早速、週末に実家に出かけ、iPhoneの画面の画像を使ったカンタンな操作手順書を作り、教え込む。すると、3日間で、電話を取ること、LINEのトークの
開き方を覚えた。
iPhoneを母に渡してから、3年ほどは経つ。
その間、母のiPhone使いこなしレベルに
何の変化もなかった。
人は、人は、迫られると、意識が変わる。
そして、行動が変わる。
子供でも年寄りでも同じだなと実感。
そのキッカケが、こちらの思惑通りでないのが難しいいところであるが。
これを機に、もうちょっとiPhoneが使えるようになってほしいと思うソルト娘である。