女性中間管理職ソルトの「へーそうなんだ~」日記

中間管理職、主婦業そして母親業やってます。自由に生き、自立した女性を目指し、好奇心の赴くままに生きています。また、またそんなお仲間を増やしたい。フォローよろしくお願いします。

人事の内示を受け、微妙な気分になる

先週、勤務する会社で、4月からの勤務先を

告げられる。
いわゆる、人事異動の内示である。


これは経験された方なら、よくお分かりかと思うが、

①内示を受ける側の気分
②内示を受けない側の気分
③内示の結果を周りと比較した時の気分

が、混じり合い、関係者が、互いに微妙な
関係性になったりする。

 

今回、ソルトもそれを経験。

ソルトにも内示があった。


異動先は、社内の中規模事業所の1つ。
ソルトは、そこのトップになる内示を受けた。

 

これは、
半分誇らしい気分であり、
半分不安でもある。

 

今と違って、目の前に上司がいないから、
裁量がある。

しかし、反対に責任が伴う。

そして他人から妬まれるかもしれないという

心配を覚える。

 

その事業所は、自宅から比較的近いところ。

長時間通勤とか、単身赴任はしなくて済む。
また、かつて、勤務したことのある事業所なので、

土地勘もあるし、事業所内部の事情も分かっている。

 

要は、ソルトが受けた内示は好条件なのだ。

 

ここまで聞くと、お分かりの方もいるかも
しれないが、これは、一部の他人から嫉妬の的に
なるのである。

 

男性管理職の多い職場だと特に。

 

どうして、

女のあいつが…
年齢も若いくせに…
仕事も知らないくせに…
女性活躍推進だからか…

と、妬まれるのだ。

 

4年前、ソルトが今の役職の内示を受けた時の
苦い記憶がよみがえる。

 

当時のソルトの内示は、2段階役職が上がる、
という前例のない内示だった。

 

その時、社内に匿名の投書があった。
明らかにソルトの内示を妬む内容であった。

 

ソルトの会社は、年功序列制度が原則である。

男性管理職の割合が高い。9割くらい。

男性陣は、お互いの年齢を意識し、
「次は俺が……」「次は〇〇が……」と、
次のポストを期待しているのである。

 

その順番を乱したソルトは、投書をした人物から

したら、許せない存在だったのであろう。

 

また、今回、別の異例の内示があった。
とある女性管理職が、年上の男性を飛び越し、
とある事業所のトップになるという内示である。

これを妬む男性陣の声もあると聞いた。

本来ならば、自分が命ぜられる可能性のポストを
自分より若い女性管理職に奪われたからだ。

 

また一部の男性管理職たちが、自分と彼女の
ポストを比較し、仕事へのモチベーションが
下がっている、という噂を聞いた。


そして、その女性管理職も時分が若くして

事業所のトップの内示を受けて悩んでいる、と。

 

こういう話を聞くと、ソルトは、
「そういう男性陣たちは、自分には実力が足りない
のかも、という意識が1ミリもないのだろうか」と、
情けなく思った。

 

また、折角の与えられたチャンスを純粋に喜べず、
悩まなければいけない彼女を気の毒に感じた。

 

今時、
「年齢が来たら、自動的に役職が上がる」
などと、慢心してはいけないとソルトは思う。

 

社内では、ソルトに対し、
「おめでとう」と、好意的な声をかけてくれる
人達も多くいる。
そのような好意は、本当にありがたい。

しかし手放しでは喜べない。

 

4年前の時みたいに、ソルトのことを妬む社員
がいるだろうことを想像すると、晴れがましさや、

嬉しさを全面に出してはいけない、と、
自分で自分にブレーキをかける思考が働いて
しまうのだ。

 

そして、1歩2歩下がったところで、仕事をする、
という慎ましやかな女性を演じないと、という
意識が頭をもたげてきてしまうのだ。

 

こういったところで女性の活躍は、
微妙に足を引っ張られる。

 

しかし、よく考えたら、見えないものを恐れる必要は、全くないのだ。

会社が認めてくれたんだから、自信を持って

その役職を務めれば良いのである。

 

この先、さらに上の役職に行くためには、
そういうネガティブな気持ちに勝つ強いメンタルも
必要になるんだろうな、と、思う。