女性中間管理職ソルトの「へーそうなんだ~」日記

中間管理職、主婦業そして母親業やってます。自由に生き、自立した女性を目指し、好奇心の赴くままに生きています。また、またそんなお仲間を増やしたい。フォローよろしくお願いします。

おひとりさま富士登山で役に立ったモノ(YAMAPアプリ)

「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。

 

富士登山を経験し、これは助かった!というアイテムの一つが、YAMAPのアプリです。

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このアプリは、スマホ上に、登山道の地図を示してくれます。

 

 

 

そして、自分が、今現在、その登山道の中のどのあたりにいるのかについても、教えてくれます。

また、現在の行動についても教えてくれます。

登山履歴についても記録ができます。

 

難しい仕組みは、よく分かりませんが、電波の届かない場所であってもこのYAMAPアプリは、GPS機能で、現在地を示してくれるとのことです。

ただし、富士山は、携帯電話の電波が届くので、無事登山においては、電波問題については気にする必要ないのですが…。

 

自分が、今、どの辺りにいるのかが分からない時、人はより不安と疲れが強くなるものです。

その気持ちを分かち合う仲間がいる時は、その気持ちが軽減されるのですが、おひとりさまの時は、不安も疲れも、より大きくなりがちです。

 

登れれども登れども、次の目標の目印となる山小屋が遠くの方に見えるだけで、中々たどり着かない…。

ああ、どれだけ進まないといけないんだろう…。

 

そんな時、このアプリの地図で、自分が今どの辺りにいるかを、何度も何度も見返ことにより、焦りや不安を軽くすることができました。

 

このアプリ、無料で使うこともできますが、無料だとダウンロードできる地図が2枚までです。

有料のプレミアムメンバー契約をすると、登録できる地図が50枚となります。

 

最初の1ヵ月は、有料のプレミアムメンバーの機能を無料で使えるので、まずは無料で試してみるのが良いかもしれません。

ちなみに有料版は、ひと月580円となります。

齢51にして富士登山に成功!④しかし下山にも苦戦!

「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。

 

高山病になることなく、無事、富士山登頂!

しかし、五合目から登頂までの時間、かかりすぎ…。

 

登るのに10時間11分。

 

結局、剣ヶ峰と、お鉢巡り巡りは断念。

 

15時、富士宮口五合目発のバスに間に合わせるため、山頂には1時間ほど滞在したのみ。

10時30分頃、下山開始しました。

下りだし、目安時間が125分、ってパンフレットとかなんかに書いてあるから、大丈夫…間に合う、と思っていたら、

 

全然ダメ。

 

結局、下山に5時間かかった、という顛末です。

 

原因は、

 

持久力のなさ。

足が滑る。

 

登りのように5歩歩いて息が切れる、なんてことはありませんが、それでも、後ろ(上から)から降りて来る下山者にどんどん追いぬかれました。

平生から、一万歩歩くように心がけていて、また、わずかですが、毎日スクワットしてるのに。

また、足首を柔らかくするため、1日に何度か足首をぐるぐる回してるんですけど。

 

結構ショック。

 

また、足元は、土ではなく、火山岩や石ころのため、体のバランスを保ちにくいのです。

足を一歩踏み出して重心をその足に乗せようとした瞬間、ズズズッと、滑る。

 

そうやってバランスを崩したことは、数えきれず。

尻餅は、三度くらいつきました。

 

朝10時半から下山を開始し、5合目まで戻ってきたのは15時41分。

時間にして5時間11分。

上りだけでなく下りも、倍以上の時間がかかりました。

 

ソルトちゃんを追い抜かしていく人たちの動きを見ていましたが、皆さん、足取りが軽快なのです。

ソルトちゃんよりも若い子供たちや、ソルトちゃんよりも年配の玄人のような登山者も。

どうやら、年齢とは関係なさそうです。

普段からいかに鍛えているか否かというのが、差として表れているようです。

 

足元がぐらぐらするような石ころだらけの道も、タッタカタッタカ、と、駆け下りていく。

あーいう風になるには、どのように鍛えれば、いいんだろう…と、思いました。

 

今後の課題です。

 

これから歳をとるにつれ、さらに足腰が弱ってくるでしょう。

その老化を少しでも食い止めるための鍛え方をせねば、と思いました。

 

今回の登山で、自分自身の健康増進のための今後の課題が、わかったように思いました。

 

結局、ツアーバスに乗ることは、諦めました。

15時発のバスに間に合わなければ、次は2時間後の17時にバスが来るのですが、それまで、ちゃんとした休憩スペースもないような五合目にいることは耐えられない。

待っていられない…。

次の予定もあるし。

 

ここで、レンタルしたザックやストックやレインウェアやヘッドライトを返却しました。

しかしこの荷物の入れ替え作業も、なんだか体の動きがとっても鈍い。

体の力が抜けたような感じです。

思ったように進みません。

ノロノロ

お年寄りになった気分。

 

高山から戻ってくると、体のダメージって結構あるのかもしれません。

五合目から、自家用車が置いてある富士宮市の花の湯まで、タクシーで戻ることとしました。

 

お金がもったいない、とかもうそういうのは、どうでもいいという気分です。

富士山に登りきったという達成感で、タクシー代も必要経費てな感じです。

 

財布の紐が緩くなっています。

高山に登り、頭も麻痺しているのか?

9,620円也。

といっても、現金の持ち合わせが充分なかったので、PayPayで払いました。

ああ、便利。

 

そのタクシーの中で、運転手さんと会話しましたが、声が思うように出ない。

これもまた、高い山から戻ってきたときの、体へのダメージの1つなのかなぁと思いました。

腹から声が出ず、喉の辺りだけで、不安定な声しか出ません。もどかしい。

この声が、十分に出ないという状況は、その日、ずっと続きました。

 

しかし、まあ、予想外のことや、自分の体力の実力がわかってショックなことこ、いろいろありましたが、この富士登山で、自分への自信が得られました。

 

やればできる。

 

いかなることも、目指すものがはっきりしていれば、そこに向かって少しずつでも歩いていけば、必ず到達できる、という事を、身をもって理解することができました。

 

更に最強になったソルト、といった心持ちです。

 

それは、単に富士山に登る、ということだけでなく、富士山に登るための各種準備も含めてです。

仕事の休みを取り、持ち物を揃えたり、登山スケジュールを決め、登山当日に向け体を鍛える、ということなど、あらゆる準備です。

これらの準備は、時間と知識のない中で、なかなか進まないことにストレスを覚えることもありました。

しかし、楽しい作業でもありました。

 

また、富士山に登ってる最中、富士山ってものすごく雄大で、アナログなアトラクション、ゲーム場だなあ、ってな印象を受けました。

そこら辺にあるような遊園地とかと違って、手加減なしのアトラクション。

(九合目辺り。結構急斜面です。)

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たくさんの人が、頂上に向かって挑む。

楽しみながら、ときには苦しみながら、だけど、達成したときは、言いようのない満足感と、充実感、楽しさ、感動が得られる。

これは、リアル体験。登った人じゃないとわからない。

バーチャルな体験では、出来ない。

いや、もしかしたら、今流行のメタバースとか、ナントカで再現できるんやろか?

出来ないと思います。

 

この感覚を味わうため、再びまたチャレンジしたい、そして、今度はもう少し楽に登りたい、という気持ちになりました。

そのためには、自身のどこをどう鍛えれば、どこを改善すればいいか、ということが今回分かりましたし。

仕事で言う所の、いわゆるPDCAですね。

 

来年の夏の富士登山に向けて、毎日毎日1ミリずつ前進していきたいと思います。

齢51にして富士登山に成功!③(登山初心者ソルトの山頂までの体験記)

す「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。

 

51歳にして富士山に登ろうと決めたソルトちゃん。

登山は、初心者レベル。

二日間に分けて富士山にチャレンジすることとしました。

一日目は新七合目の山小屋に泊まりました。

 

本日は、新七合目の山小屋をチェックアウトした後、頂上に至るまでの模様をレポートいたします。

 

夜の2時20分ごろ、山小屋を出発。

富士山の新七合目辺りは、もちろん、街灯はありません。

外は真っ暗。

この時間の新7合目には、登山者もいない。

心細いことこの上ない。

頭にくくり付けたヘッドライトの明かりを頼りに、足元を照らし、元祖七合目に向けて、一歩ずつ登って行きます。

 

この時点で目立った体の不調はありませんが、すぐに息が上がり、都度立ち止まって休憩することとなります。

最初は、誰もいない山道でしたが、後から数人の人が登ってくるようになりました。

何人かが、ソルトちゃんを追い抜かして行きます。

 

目安時間の50分を超え、70分位で元祖7合目の山口山荘まで到着。

 

 

3時40分。この時点で、標高3,010メートル。

とうとう、3000メートルを超えました!

 

次の目標は、八合目。標高3250メートル。

目安時間40分のところ、65分かかりました。

この時、朝の4時45分。

空が明るくなってきて、もうすぐご来光の見える時間です。

 

 

振り返ると、見事な雲海が下のほうに広がっているのが見えます。

 

 

おかしいな、予定では、山頂で御来光を拝むつもりだったのに…。

それにしても、辺り一面広がっているモコモコとした雲海の様子は、何度振り返って眺めても飽きません。

バーチャルでなく、リアルに目の前に広がっている。

 

普段はあまり感動しないソルトちゃんですが、雲海のモコモコを振り返ってみるたびに、心の中にワクワク感が広がります。

これから登ろうとする頂上、山肌を見上げても、気持ちがざわめいてワクワクする。

 

この景色、ものすごいぜいたくな感じ。

写真を何枚も撮りました。

早朝にもかかわらず、仲の良いお友達に、LINEでご来光の様子などを送っちゃったりして。

 

 

そんなこんなで、中々、予定通りに登ることができません。

 

ご来光と雲海にひとしきり満足した後、九合目に向けて更に上って行きます。

 

ここから上が、さらに進みが遅くなりました。

 

もともと、富士山は、斜面が急なのですが、足元が土ではなく、ごろごろゴツゴツした火山岩であることから、バランスが取りにくく、登りにくいのです。

 

 

 

八合目から九合目に行くにかけて、岩を登るようなところが現れ、また、ズルズルと滑って足を取られたりして、更に危ない感じなのです。

 

そして、空気の薄さがさらにひどくなってきたため、5歩歩いただけで心拍数が130から140まで上がり、動けなくなってきます。

Apple Watchを腕に装着しているので、この点については、自分の体の状況を客観的に見ることができます。

心拍数が110から120くらいまで落ちるまで待ってから、再び歩を進めます。

しかし、また5分歩いたところで息が切れる。

 

中々進まない。

 

八合目から上は、自分の無力さを思い知りました。

 

もともと、富士登山は、思い思いにそれぞれのペースで好きなように上れば良いのですが、それにしても自分の登るスピードが遅すぎる。

後ろから上ってくる人に、どんどん抜かされていくし。

おひとりさま登山ではあるものの、予定時間を大体決めておいたのに、大幅に遅れている。

焦りが出てきました。

 

さっきまで、ウキウキ・ワクワクしていたのにもかかわらず、人の気持ちは、ちょっとしたことがきっかけで折れるものです。

うまくいかないのと、苦しいのとで、もう、投げ出して帰りたいと本気で思い始めました。

 

それまでの高揚感が、どこかに行って消えちゃいました。

 

あー帰りたい、帰りたい、と思い、来た道を振り返り、あたりを見回しました。

 

結構、斜面が斜めってる。

ぼんやりしていると、バランス崩して、転げ落ちそうな感じのところを登っている自分を自覚しました。

 

(下を見ると、結構急斜面)

 

危ない。

 

こんなところまでよく登ってきたものだ。

 

投げ出したくても、ここでは、誰も助けてくれない。

いや、救助隊を呼べば別ですけど。

 

一旦決めたことを、ここでは投げ出すことができない。

富士山には、退場のためのリセットボタンは無い。

 

結局、ここまできたら上に登るしかないよな、と、思い直して、また登る、そしてまためげて、思い直す、ということを何度も何度も繰り返しました。

心細いことこの上ありません。

 

八合目から九合五勺まで、目安時間が100分のところ、倍以上の230分、約2時間もかかりました。

標高3590メートル。この時、7時30分。

お日様はもうどんどん登ってきて、辺りはすっかり明るくなっています。

 

(九合五勺の胸突山荘)

 

ここでお腹が空いてきたことを自覚しました。

無理は禁物と思い、休憩を兼ね、前の日に御来光山荘で受け取った朝ごはん弁当を、お腹に入れることとしました。

だけど、この冷めた野菜不足のお弁当は、なんだか食欲がわきません。

 

食べたくない。

 

お腹が減っているのに、食べたくないのです。

行動食として持ってきたおせんべいも、シリアルバーも、食べたくない。

気圧のせいなのか、寒さのせいなのか、疲れのせいなのか。

体が、水分を多く含まない乾燥した食べ物を受け付けない状態でした。

 

温かいものを胃袋の中に入れたくなりました。

 

九合五勺の山小屋、胸突山荘の中に入り、お汁粉を注文しました。

ここで、お弁当と一緒にいただくこととしました。

おしるこは、紙コップに入った状態で出てきました。

500円。

地上ではとても高いお値段です。

しかし、このときの温かいおしるこは、とても美味しく感じました。

紙コップの底の方には、平べったい白玉がちゃんと入っていました。2個。モチモチ。

この食感がとてもありがたい感じです。

おかげで、お弁当を胃袋の中に流し込むことができました。

 

(あまりインスタ映えしない写真ですね…)

 

山荘の方に、「あと少しですよ」と言われたこともあり、元気を取り戻し、頂上を目指して登り始めました。

やっぱり、五歩歩いて立ち止まる、みたいな、おぼつかない足取りです。

 

(頂上を見上げるとこんなん)

 

(後ろを振り返ると駿河湾伊豆半島が)

 

(道はゴツゴツ)

 

 

そうしたら、白い鳥居が見えてきました。

 

鳥居のあたりで記念写真を撮っている人がいます。

そこにいた女性が、「到着しましたよ」と、ソルトちゃんににこやかに声をかけてくれました。

 

え、え、え?と、思いましたが、その鳥居をくぐりぬけた向こうが、頂上でした。

なかなか、頂上にたどりつかない感じでずっときましたが、最後はあっけない感じで到着です。

30分の目安時間のところ、100分かかりました。

ここで、その女性が「撮りましょうか」と言ってくださり、写真を撮ってくれました。

 

(登頂して、ご満悦ソルト)

 

9時40分に登頂!

 

朝の2時20分に新七合目を出発し、なんと、7時間20分もかかったという計算です。

途中、立ち止まったり、休憩したり、の繰り返しでしたが、予定時間の2倍以上かかってしまいました。

完全なる見込み違い。

 

しかし、目指していた山頂にたどり着き、目の前に広がる浅間大社屋舎、富士山頂郵便局の実物を見て、感激ひとしおです。

 

 

早速、奥社でお参りを済ませ、郵便局の中に入り、登頂証明書も購入しました。

ご満悦のソルトちゃん。

 

それにしても、体が思うように動きません。

いつもなら、シャキシャキ、キビキビ動くのですが、一つ一つの動作がものすごく緩慢。

思うように体が動きません。

ザックの中から、書いた葉書を探し出したり、手につけた軍手を外してお財布を探したり、などという動作が、思うように短時間でできない。

 

富士山頂郵便局で、局員の方とお話をしましたが、この時にも声が思うように出ません。

息も絶え絶えといった感じです。

何をしゃべっているのか、自分でも、いまいち話にキレがないのが分かる。

空気が薄いところでの体とは、こういう風になるんだ、と、実感することができました。

 

この後、お鉢巡りをして、標高3776メートルの剣ケ峰詣でをしたいところでしたが、時間的に厳しくなってきたので、諦めました。

しばし、お鉢の傍に座り込み、頂上の火口を眺めました。

この時、お天気は快晴。

雲1つなく、澄んだ色の青空がどこまでも広がっています。

火口もよく見え、見事な広さです。

 

なんだか、この世の風景に見えない。

荒凉としています。死の世界、火星みたい…。

 

 

下から見上げる富士山の様子からは、うかがい知れない光景でした。

なんだか怖い、というか自分の生きている世界ではないような感覚に陥りました。

富士山って、ほんとに不思議。

いろいろな人が、この山の見せる表情に魅せられる気持ちがわかるような気がしました。

 

さぁ、富士山も堪能したことだし、次は下山です。

 

お迎えのツアーバスの発車時刻の15時までに、五合目まで無事下山できるか…

ソルトちゃんよ。

 

(次回に続く)

齢51にして富士登山に成功!②(登山初心者ソルトの山小屋体験記)

「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。

 

人生2度目の富士登山

1度目は、20代前半。

冬装備なしの弾丸登山でした。

齢51歳となった今、流石にそれは怖い…。

 

今回は、カラダに負荷がかからぬよう、山小屋に泊まって、二日間かけて登ることとしました。

 

ということで、

本日は、富士山で泊まった山小屋の話です。

 

富士宮口登山ルートの五合目から登りはじめました。

標高2400メートルほどのところからのスタートです。

 

幸い、お天気に恵まれ、一日目は、下から見上げる富士山の眺め、上から見下ろす富士山の眺めを楽しみつつ、新七合目の御来光山荘へ。

標高2780メートルです。

ここで一泊しました。

 

スパッツを外し、登山靴を脱ぎ、ドキドキしながら、上がりました。

案内された部屋は、こんな感じ。

 

 

 

富士山の山小屋は雑魚寝、と聞いていたので、少しでも快適な山小屋ライフを送るべく「個室あります!」という御来光山荘を選びました。

 

一応、これ個室です。

 

御来光山荘の内部は、想像していたのよりは、立派な感じがします。

この山小屋の建物の造りは、2階建てでした。

あがり端に、食事を取るための畳敷きの広間がありました。

奥に滞在用の部屋があります。

トイレは、隣、履物を履いて一旦外に出ないといけない場所にありました。

 

各部屋の入り口は、襖とかドアはありません。

木製の2段ベッドがたくさん並んでいて、それぞれの入り口はカーテンをひいて目隠しする、といった感じです。

カプセルホテルみたいな感じのイメージだと思います。

 

ソルトちゃんの部屋は、一階にある2段ベット群の下段でした。

ひとり用の個室は、人ひとりが寝転べる位のスペースのみ。 

上段は、3人ぐらいが寝転がれる広さのある個室でした。

こちらはご家族で泊まる感じの部屋のようです。

 

部屋は狭いけれど、薄めの敷布団がちゃんと敷いてあります。

板張りの床ではありませんでした。

枕もある。

そして掛け布団代わりの寝袋もある。

コンセントも一部屋に一つちゃんとある。

 

 

 

寝るだけであれば、これで充分そうです。

 

ソルトちゃん、ここで、携帯を充電するためのACプラグを持ってくることを忘れた!ことに気づきました。

差込口が1つしかないことを知っていたので、いろんなものを1度に充電できるよう、分岐できるプラグを携えてきたのに、これは全く役に立ちませんでした…。

 

幸い、山荘のお兄さんに、プラグを無料で貸してもらいました。

 

 

 

スマホがバッテリー切れで、IT難民になるピンチを乗り切ることができました。

おひとりさま登山で、スマートフォンが使えないというのは、必要な情報を得ることができず、致命傷ですから。

 

「晩御飯は5時からです」と案内されましたので、17時に間に合うよう、山小屋の入り口にある大広間へ行きました。

すでに四角いトレーに載せられたお料理が置いてありました。

 

 

  • 山小屋お約束メニューのカレーライス
  • サラダ
  • 味噌汁

 

そして、

明日の朝食であるお弁当の折詰!?

 

 

お味ですが、自分がホットクックで作る具だくさんのカレーとは違い、シンプルで普通な感じ。

 

お水や物資が乏しい富士山ですから。

勿論、ありがたく、いただきました。

 

しかし、明日の朝ご飯が、ここで一緒に出てくるとは思いませんでした。

中をそっと覗いてみたところ、

ご飯が2分の1強、肉団子2個、ウインナー1本、卵焼きひときれ、切り干し大根の煮付けちょびっと、漬物、

といった感じのものすごいシンプルな、今どき見ないような感じの質素なメニューです。

 

野菜などの食物繊維系は、極めて少ない。

 

鮮度面で、明日までもつのか?

折を横に傾けたら、汁がこぼれたり、中味が崩れちゃうんじゃないのかな?

ザックの中もういっぱいだし、これ持ってどうやって富士山に登ろう?

などと、心配になりました。

 

多分、明日の昼ぐらいまでは、品質上は大丈夫なんだろうと、思い直しました。

保証できないものを出すわけがないし。

 

晩御飯を食べ終わってから、消灯の20時まで時間があるので、山頂の郵便局で差し出す予定の葉書を数枚、セッセと書きました。

 

自宅で書いてこればよかったんですが、仕事やら他の雑事で忙しくなかなか手がつけられなかった作業です。

 

テーブルのない狭い個室で、

体操ずわりをしながら…、

うつぶせで寝転がりながら…、

と、いろいろ体勢を変えながら書き書きしていたら、結構疲れてしました。

 

こういったところでは、山小屋生活を楽しむために、根を詰めた作業は控えめにしたほうがよさそうです。

ちょっと具合が悪くなってきました。

 

山荘は、風呂場もなければ手洗い場もありません。

トイレも、使用後に手を洗うことができません。

衛生面でできる対策は、手のアルコール消毒のみです。

 

これも、普通に考えれば、ビックリと言えばビックリなのですが、まあイイか、と、何となく受け入れることが出来ました。

 

高山ゆえ、アタマがモーローとしているせいなのか…。

 

歯磨きやお風呂など、出来る寝支度は、もうないので、明日使う荷物を整えました。

空気もさらっとしていて、汗もかいた感じがしないので、その日着ていた衣類を着替えることもしませんでした。

靴下のみ交換しました。

しかし、その靴下も、厚手のウール製だったせいか、汗で濡れた感じもしておらず、靴下すらも交換しなくても良いかなという感じでした。

 

というか、標高が2700メートル超えると、空気が薄くなってきて、気圧が低くなっているせいか、考えることもだんだん大雑把になってきます…。

 

ま、いいか、という感じで。

 

下界にいたらこんな思考には、絶対なりません。

 

これは、富士山登山あるあるの現象なのでしょうか…。

 

御来光山荘では、500円で荷物を預かってくれる、とのことでした。

自宅から持ってきたカッパやタオル、着替えなど、今後、必要なさそうな荷物、ザックの中がかさばる原因となるものを、取り出しました。

 

そして、持参してきた45リットルのゴミを入れるビニール袋に入れました。

翌朝出発するときに預けることとしました。

 

ゴミではありません。

大事な荷物です。

 

自分の持ってきた荷物を、フックにひっかけたり、隅に置いたりして、個室はこんな感じに雑然と…。

 

 

20時になったので、電気を消して寝ることとしました。

ところが、眠れない。

 

2段ベッドの上段に滞在している子供連れのご家族が、ガサゴソッ、ガタガタ、そして、おしゃべりなどで、なかなか静まらないのです。

耳栓を持ってきたので、多少の喋り声はブロックできます。

しかし、ドスンドスンとか、ガタガタなど、振動を通じて伝わってくる音は、自分の体にダイレクトに伝わってきます。

空気が薄くなってきたこともあり、胸がドキドキします。

体だけでなく、心も、やや、必要以上に緊張していることもあり、なかなか寝付けません。

 

他の部屋では、グォーっと、いびき声も聞こえるようになってきました。

こんな中でも強者はいるんだなぁ、と、半ば可笑しく思いながらも、ソルトちゃんは、寝付けず、1時間ほどそのままの状態でした。

ようやく、別の部屋のお客さんから、ペチャクチャ、ガタガタやっているご家族へ、苦情の声が鋭く上がりました。

ようやく、山荘の1階は、いびき以外の音はしなくなり、静まり返りました。

 

目が覚めたのは、夜の12時位でした。

腕に付けてあるApple Watchで睡眠時間を確認したところ、2時間51分。

 

 

少なっ!

これだけしか眠れなかったのか。

おまけに心拍数が、いつも60位なのが、70もある!

起きているときの安静時の心拍数と同じです。

高度が高いと、睡眠時の心臓は、かなり頑張っているようです。

深い眠りもいつもの半分以下。

かなり緊張したまま眠っていることがわかりました。

 

途端、この先の頂上までの登山を、充分乗り切れるかが不安になってきました。

予定の出発時間を1時間以上遅らせ、もう少し寝ようと試みましたが、もう眠れない。

 

意を決して、チェックアウトして、出かけることとしました。

チェックアウト、ってな感じの言葉を使ってみましたが、宿の人は誰も起きていない。

 

無人状態。

山小屋のバックヤードも、真っ暗です。

 

 

借りたACアダプターを返却し、ゴミ袋に詰めた不要な荷物を預けようと思ったのですが、これでは、何ともなりません。

 

どうしていいか途方にくれました。

よく見ると、昼間の隅っこで、山小屋のお兄さんが1人寝袋の中に収まってスヤスヤ寝ています。

非常時の控えのためにここで寝ているのでしょうか、起こすのもはばかられます。

 

というか起こしても良いのでしょうか。

というか、ホントは、何のためにここで寝ているのか、よくわからない…。

よくこんなところで安眠できるな…。

 

思案の末、お礼と荷物を預かってほしい旨を書いた置き手紙をし、カウンターのところに置いて出発しました。

夜中の2時20分、出発です。

 

空の様子。

 

見上げる山頂の様子。

 

下界、駿河湾方面の様子。

 

表は、予想外にも登山者は、ほぼいません。

もちろん照明のない登山道は、もちろん真っ暗です。

 

暗闇の中を1人登山、というのは、甚だ心細かったのですが、幸いにもヘッドライトが足元をちゃんと照らしてくれ、歩くことができました。

 

登山道も、両側にロープが貼ってあり、所々大きめの石に白い矢印が書いてあるので、道に迷う事はなさそうです。

 

おっかなびっくりの山小屋生活を経験し、頂上までの道を一歩一歩上っていくソルトちゃんでした。

(次号に続く)

齢51にしておひとりさま富士登山に成功!(登山初心者ソルトちゃんの体験記)

「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。

 

この夏、思い立って富士登山に挑戦しました。

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51歳。

登山、ほぼ初心者。

300〜1,000メートル位の登山を、年に3回くらい。

登山用品として持っている物は、マイトレッキングシューズと、マイ登山用靴下のみ。

ザックとかストックとかウェアは、持っていない。

ラソンは、大嫌い。

持久力なし。

だけど、家の中も含め、1日1万歩目指して歩いてはいる。

筋トレは、スクワットを含め、毎日15分位を嗜む程度。

好奇心は、かなり旺盛。

 

こんな条件のソルトちゃん。

 

その決心や各種準備などについては、別のブログで紹介しております。

 

本日は、富士山の頂上に至るまでの景色と、その時の心情について書いていきたいと思います。

 

8月の下旬の平日、会社の仕事のお休みを取りました。

朝7時に家族を置いて、家を出て、一人で自家用車で高速道路を飛ばし、約3時間かけてやって来ました。

富士宮市にある富岳温泉花の湯まで。

そこから、旅行会社に手配してもらった大型バスに揺られ、富士宮口の五合目へ。

 

 

家を出て、5時間後に富士宮口の五合目に到着。

ここで、レンタルの申し込みをしたウェアやストック、ザックを受け取り、持ってきた荷物をイソイソとザックに詰めこみます。

 

こんな感じで詰め替え完了。

ザック、パンパン…。

 

ついでに、準備体操のため、ラジオ体操第二をやったりして。

第一じゃなくてなぜか第二。

 

そうこうしているうちに、薄い空気に慣れるための五合目での1時間が過ぎました。

 

ようやく、登山口まで歩いて行きます。

この日は、雲1つないとても良いお天気。

 

ここから、富士山を下から見上げるだけで、何だか、もう、ワクワクしてきて、嬉しくなってきます。

 

だって、

 

マイペースで活動できる一人の時間をとことん持つことができて、

自宅から、はるばる富士山の麓までたどり着けただけでも結構な達成感だし、

そして、雲1つないような絶好のお天気で、富士山をこのアングルで見上げることができる

 

もんですから。

 

これだけでものすごい贅沢な気分。

 

さて、いよいよ、登山開始です。

標高2400メートルからのスタート。

1日目の目的地は、標高2,780メートルの新7合目にある山小屋、御来光山荘。

 

高山病にならぬよう、そして万一の荒天でもすぐに、撤退できるよう、なるべく下のほうの山小屋に泊まることとしたのです。

 

あちこちの景色を、スマホでパシャパシャとりながら、ウキウキ、ワクワク、マイペースで登ります。

 

富士宮口ルートは、お天気がいいと、こうやって山頂までが見通せます。

 

途中、お腹が空いてきたので、標高2,463メートルの六合目で、休憩を兼ねて、おやつとして、ご飯を食べることとしました。

雲海荘でお世話になりました。

 

ホント

名前通り、見渡すかぎり雲海です。

 

 

山小屋の方は、とてもにこやかでフレンドリー。

初めての富士山小屋体験としてはイイ感じです。

 

チャーハンを注文。

 

 

うまい!

 

基礎代謝が落ちてきた今の年齢で、普段は炭水化物は、そう食べたくないような体になってきましたが、今日みたいに体をひたすら動かしたときのご飯は、ほんとにおいしい。

 

ペロリと食べてしまいました。

 

まだ、六合目だけど、「ソルト、あの富士山に登っているんだわ〜!」という気分で、思いっきりひとり盛り上がっております。

「ああ、こういう時、お仲間がいるといろんな思いを共有できるのに」という思いがよぎったりします。

だけど、「イヤイヤ、ソルトちゃん、今回は、おひとりさまを楽しむために来たんだから…。」

 

快適な雲海荘で、十分に休憩を取った後、新七合目を目指します。

 

 

これまた、マイペースで。

写真をパシャパシャとりながら、ゆっくりゆっくり登っていきました。

 

少し登って見下ろすと、さっきまでいた六合目の山小屋の屋根が…。

ソルト、さっきまであそこにいたんだけど、もうここまで登ってきたんだわ〜、と、自分の成果が目に見てとれるので、なんだか達成感を覚えます。

 

見上げると、富士山の頂上が…。

目指すはあそこ。

「自分の目標が目で見える」というのは、普段、そうそうないので、分かりやすく、清々しい心持ちがします。

ホント、絶景だと思いました。

 

ここまで登ってくると、お隣の宝永山も向こう側、横のほうに見えます。

 

何を見ても珍しく、ウキウキ、楽しい。

 

まだまだ緑があるけれど、足元が、溶岩の塊だらけ!やっぱり富士山は火山なんだわ!

 

しかし、登っていくにつれ、だんだんとちょっと歩くだけで、息が切れるようになり、休憩も頻繁に取るようになりました。

 

1 時間半で登るはずのコースを、倍の3時間もかけ、お日様が夕日になりかかった頃、無事、宿泊先の御来光山荘に到着。

 

夕日に照らされた山肌や雲を見ながら、感激しきりのソルト。

 

まだまだこの時点では、楽しい楽しい富士登山でした…

(次回に続く)

おひとりさま富士登山、お天気が心配。このサイトに助けられる

「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。

 

富士登山

行く日も決めた。

山小屋も予約した。

ザック、レインウェア、ストックなど、山登り用品のレンタルも申し込んだ。

 

てな感じで、大枠が固まってくると、

気になるのは当日のお天気です。

 

晴れなのか雨なのか。

 

多少の雨ならばいいですが、大雨では困ります。

また、富士山、雷が発生する時もあるやに聞きます。

雷の時は、落雷の危険があるため、登山を控えないといけなくなります。

 

お天気が気になる。

 

そんな時、会社の隣のK係長が、便利なサイトを教えてくれました。

私が富士山に登る!と宣言しているのを聞いて、教えてくれたものです。

何でも公言しておけば、そっと助けてくれる人が出てくるもんだなぁ…とつくづく思いました。

 

K係長には感謝です。

 

お天気ナビゲータ

 

 

 

有料会員コースになると、指定した地域のお天気を10日先まで予報してくれます。

晴れとか雨とか曇りだけでなく、気温や風速予報もついています。

 

 

また富士山頂に登るまでの各ポイント、

要は五合目から頂上までの各地点の天気予報も、登る時間をシュミレーションして教えてくれます。

f:id:saltchan:20220827093733p:image

雷予報もついています。

 

 

 

なお、この10日先までのお天気予報のサービスを得るためには、月額288円が必要です。

ただし、最初のひと月は無料でお試しが出来ます。

 

このサイトによる天気予報のおかげで、自分が登山する日のお天気は良い、ということが、10日前からわかりました。

 

それだけで、

事前の心配が1つ減りました。

 

登山当日も五合目から頂上まで登る間の天気予報を、随時確認することができました。

だから、お天気について心配で頭がいっぱいなる…、という事態を避けることができました。

 

登山初心者にとって、心配事を1つでも減らすためのアイテムとしては、非常に便利で、優秀であったと思います。

お天気ナビゲータ

 

 

 

 

 

 

 

おひとりさま富士登山、役に立ったアイテム・使わなかったアイテム(齢51歳ソルト、富士登山初心者)

「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。

 

富士登山の準備記録を書き切らぬうちに、本番、登山当日を迎えてしまいまして、無事下山してきました…。

 

これからのブログは、

登山初心者ソルトの、

 

おひとりさま富士登山体験記、

準備したことが実際役に立ったか否かの検証、

の2つの観点で書いていきます。

 

今日は持ち物について。

 

あれも要るかな、これも要るかな、と、踏ん切りがつかず。

不自由な思いは、したくない。

とは言え、登山用品にお金をかけ過ぎたくないし。

そして、日焼けで真っ黒になってシミを作るのは避けたい…。

などなど。

 

迷いに迷って、会社の勤務時間や家事の合間を縫って、リアル店舗に出かけていったり、ネットでアイテムを揃えました。

 

持ち物は、基本的にこの本を参考にしました。

富士山ブック 2021 https://www.amazon.co.jp/dp/B0976PKZS1/ref=cm_sw_r_cp_api_8E5101AYYNWNWGMPKX3J

 

この本に載っているもの以外で、

 

持っていって正解!

重宝したアイテムベスト3は、次のとおりです。

 

1Bluetoothのワイヤレスイヤホン

2スマートウォッチ(Apple Watch)

3紫外線チェッカー

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ワイヤレスイヤホンは、おひとりさま登山で、山道を黙々と登るのに飽きてしまったり、気持ちが萎えてしまったりするときに、スマホとイヤホンを活用して、何かを聴きながら登ることができ、重宝します。

特に8合目を超えると、気圧が低くなり、空気も薄くなってきます。

数歩、歩いただけで息が上がり、苦しくなってきて、辛かったです。

そんな苦しさを紛らわせるためには、非常に良いものでした。

私の場合、Audibleで本を聴きながら登山しました。

今回の富士登山で、本が2冊読めました。

 

スマートウォッチは、自分の心拍数や睡眠時間、歩数などの活動量を客観的に知るために役立ちました。

ものすごく苦しいと思った時、Apple Watchで心拍数を見ると、確かに130~160の辺りを示しています。

心拍数が140超えたときには、無理して行軍せず、一旦立ち止まり、休憩を心がけました。

また、山小屋で1泊した時には、睡眠時間が2時間51分で、そのうち深い睡眠がいつもの半分しかなく、、ということを客観的に測ることができました。

あまり眠れていないから、ソルト、無理は禁物、という自制心を持って、行動をすることができました。

 

紫外線チェッカーは、知らない方のために言うと、紫外線のレベルによって、色が変わるちっちゃなプラスチック製のキーホルダーみたいなものです。

天候に恵まれたので、紫外線チェッカーは、常に紫外線がマックスという計測結果でした。

それを見るたびに、あ、日焼け止めを塗り直さなきゃ!

ということを思い出させてくれました。

御来光が上がった後、朝の6時、7時でも、紫外線はしっかりありました。

危ない危ない。

 

反対に、

持っていかないほうがよかった、荷物になっちゃった…アイテム

 

1着替え(Tシャツ、ズボン、下着の上下、靴下2本)

2替えのタオル2枚

3カッパ上下

 

登山した二日間は、快晴に恵まれました。

非常にラッキーだったと思います。

そのため、雨に降られるかも…、霧で湿気るかも…、などと心配して、衣類が濡れたらいけないと思い、用意した着替えやらタオルは、全く不要になりました。

 

レンタルで、雨に強いゴアテックス製の上下を借りたものの、それでも心配で、その上に着るべく自前でカッパを持参しました。

このカッパは、1度も活躍することなく終りました。

 

また、山小屋に一泊したのですが、お風呂もないため、結局、着替えることもなく…。

というか、空気がさらっとしていたせいか、衣類を替える必要も感じませんでした。

せめて靴下ぐらいは交換しようと思って交換しました。

しかし、登山用のウールの靴下を利用したせいか、こちらもさらっとしていて、靴下ですが、替えても替えなくても、どちらでもよかったかなぁという感じです。

 

汗もいっぱいかいたらタオルもいるなぁと思い、タオルは全部で3枚持参しました。

しかし、実際使ったのは1本のみ。

その1本ですら、ほとんど使う場面はありませんでした。

だって、五合目より上は、手を洗う機会もないし、汗をかいても、空気が乾いているせいか、いつまでも汗が滴り落ちるという事はなかったからです。

これらの荷物は、ザックの中で非常にかさばり、ザックがパンパンとなる要因となりました。

そして、必要な物を探し出すために、非常な障害物となってしまいました。

 

山の上に行くに従い、空気が薄くなるせいか、動作も緩慢となり、判断力も鈍りがちです。

ザックから必要なものを取り出す簡単な動作ですら、大義な感じがしました。

 

荷物は、欲張っていろいろ持たず、身軽であればあるほど、良いな、と思った次第です。

 

富士登山、用意周到になることは大切ですが、思い切りも大切。

 

登山初級者のソルトちゃん、富士登山の持ち物を揃えてみる

「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。

富士山に登る日が近づいてきました。

荷物を揃えてみました。

結構なアイテム…。

これらを、体重計で測ってみたら、5.5kgあります。

内容は以下のとおり。

 

【雨対策or汗対策用】

・カッパ

・Tシャツの替え

・ズボンの替え

・下着の替え

・パンティーライナー

・登山用靴下の替え

・タオル

【防寒対策用】

・冬用のスポーツウェアの上

・軍手

・冬用の毛糸の手袋

・ウールのスカーフ(ネックウォーマーの代わり)

【非常用の食料】

 いわゆる行動食。

・アルファベットチョコレート

・おせんべい

・シリアルバー

【強い日差し用】

・日焼け止め(4種類)

・サングラス

UVカット機能のあるアームカバー

・紫外線チェッカー

【携帯やApple Watchの充電用】

・モバイルバッテリー

・ケーブル類

・3個口ある電源タップ

【貴重品】

・現金(1000円札と100円玉を数枚)

・保険証

【水がない山の上での対策用】

・ウェットティッシュ

・水に流せるティッシュペーパー

・使いかけのトイレットペーパー

・シート状化粧水

【飲料水】

・水筒

・ペットボトルに入った水

・ペットボトルに入った麦茶

・ファンタ

【高山病になった時、怪我をした時、膝を痛めた時用】

・鎮痛剤

・シップ

・絆創膏

【寝る時用対策】

アイマス

・耳栓

【コロナ対策用】

不織布マスク

・ウレタン製マスク

【記録・趣味用、その他】

・筆記用具(シャープペン・ボールペン)

・山頂郵便局で差し出すためようのはがきと切手

・行動記録をメモするためのスケジュール帳

・地図(富士宮観光協会のパンフレット)

Kindleペーパーホワイト(ガイドブックとかもここに入ってる)

・化粧ポーチ

・防水機能のあるポシェット(サコッシュ

・ゴミを入れるためのビニール袋

 

フウ〜。

 

以上を写真におさめてみました。

このぐらいの量となります。

本当に全部必要になるのかどうなのか、分かりません。

カッパ・着替えの類なんて、当日、雨が降るか降らないかによっても必要性は変わってくるでしょうし。

 

ガイドブックとか、

ネット検索、

YouTubeとかで、

富士登山を経験した人の記録などを

いろいろと調べてみました。

 

その結果、これだけの量となりました。

 

 

当日にレンタルで借りるザック、ゴアテックスのカッパ、フリース、ストック、ヘッドライト、スパッツを合わせると、

8kgくらいになるのかしらん…(−_−;)💦

 

そんなに背負って、山頂まで登れるのか、ソルト。

おひとりさま登山なんだから、シェルパーさんは、もちいないし。

一抹の不安が膨れあがります。

 

山登りの荷物準備は、何が必要かを見極めて、何を持っていくのか、何を諦めるのか、という考え方の訓練にもなりそうです…。

登山初級者のソルトちゃん、富士登山の持ち物の支度をし始める - 女性中間管理職ソルトちゃんの「毎日1ミリ前進!」日記

登山初級者のソルトちゃん、富士登山の持ち物の支度をし始める

「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。

 

今回は、富士山に登るときに必要な持ち物の準備についてです。

 

51歳にして2度目の富士登山に挑戦することを決めたソルトちゃん。

仕事の休みも取る段取りをし、平日に登ることとしました。

自宅から1番行きやすい富士宮口から登る事にしました。

高山病のリスクを低くするため、新七合目にある山小屋を予約。

 

次は山登りに必要な持ち物の準備です。

 

ソルトちゃん、登山靴と登山用の靴下だけは持っています。

最初、その他必要なものは買い揃えようと思いました。

 

持ち物の準備の予備知識として、参考にしたのは、1番最初は、ネットでの情報です。

 

2番目は、富士登山について解説した本です。

Kindle unlimitedで読めます)

富士山ブック2021

 

 

 

3つ目は、YouTube

今は大抵の事はYouTubeに情報がありますね。

何人かの先達が、写真や動画とともに説明してくれるので、イメージが湧いてほんとに便利です。

 

ソルトちゃんが持っておらず、あつらえる必要がある道具は、次のものでした。

 

1山登り用のリュック

1泊するときには、30リットル程度の容量のもの。

2かっぱ

ポンチョとかではなくて、上下が分かれているもの。

3防寒着

山頂は夏でも10度以下で、とっても寒いので。

4ストック

かなりの長距離になるため、自分の日本の足だけではキツイみたいです。

5スパッツ

最初、この名前を見て、足に履くタイツ的なモノかと思ったら、そうではなく、ゲートルみたいに膝より下に被せるカバーの事でした。

靴の中に石や砂が入るのを防いでくれる代物ののようです。

6ヘッドランプ

夜に登るときには、必需品のようです。

20代の弾丸登山の時にはそういったものを持たず、他の登山者の後をついていき、上のほうにある山小屋の明かりを目印にして登ったような覚えがあります。

 

この6つのものは、富士登山には、必須!に近い道具のようです。

しかし、すべて購入しようとすると、結構な値段がします。

 

ソルトちゃんの知り合いの、そのまた知り合いの方が、富士登山をする、ということで、登山用品のお店の人に勧められるままに、1から道具を揃え、20万円もの買い物をしたそうです…。

 

結局その方は、途中で高山病にかかり、お仲間が頂上まで行って降りてくるまで、山小屋でずっと待っていたというオチがあったそうです…。

 

それは、あまりにもお気の毒な感じがします。

 

それに、そんな高額な買い物するならば、もっと時間をかけて道具を吟味したいものです。

 

しかし、今のソルトちゃんには、仕事をしながらの準備なので、そんは時間が十分にありません。

 

ネットでいろいろ探していたら、こういった道具をレンタルしてくれるお店があることを知りました。

 

自宅に送ってくれるお店と、

五合目で借りて、下山したら再び五合目で返却する、という受け渡しができるお店と、

 

あるようです。

 

今はほんとに便利なもんです。

リュックも防寒着もストックも、いつかは買い揃えたい道具ですが、今回については、まずは使い勝手をリサーチするためにも、レンタルを利用することとしました。

一度借りたものを使ってみて、それから買う方が、なんだか賢い買い物が出来るような気がします。

 

【現地での受け取りが可能で、登山靴を持っている人が他の道具を借りられるお店のサイト】

https://www.yamarent.com/sp/

 

 

 

登山靴以外の6つの道具を1泊2日で、現地受け取りでレンタルすることにより、費用は10,700円でした。

10,000円と言う金額は、高いような気もします。

 

それでも自分の道具だったら、帰宅してから、手入れをする手間も必要となります。

今回、ソルトちゃんにとっては、このレンタル方式で充分だと思いました。

 

後は、それ以外の着る物とか、ちょっとした私物です。

 

着る物については、登山用品の専門店、好日山荘で、

 

  • UVカット機能のあるTシャツ
  • UVカット機能のある薄手のパーカー
  • 登山用のズボン
  • ウールの靴下

 

を買い足しました。

 

これで26,279円也。

お金、結構使ってしまいました。

 

今回、調べるまで知らなかったのですが、山登りには綿製品は不適切なんだそうです。

 

それは、汗を沢山かくので、綿では、水分をしっかり吸ってしまうので、乾きが悪いからだそうです。

そして、雨が降っていて濡れた時にも、乾きにくい。

また、山頂に近づくにつれ気温が下がってきた時には、乾ききっていない服が、体を冷やしてしまいます。

 

化学繊維のものか、ウール製品のものが適切らしいです。

 

知らなかった。

綿の方がさらっとしていて気分良く着られるから、適切な材質だと思っていました。

 

ささいなことですが、今回、山登りの道具を揃えるだけでも、いちいち成程!と思うことがいくつかありました。

 

あと、余談ですが、富士山の上の方ではトイレが有料となるそうです。

100円玉がいくつか必要です

山小屋や自販機で、必要な買い物もする必要があるため、小銭が必要となります。

近頃は、電子マネーによる決済で、ほとんどお金を使わないソルトちゃん。

だから、2週間ほど前から、貯金箱を用意し、数少ない現金でのお買い物で100円玉ができたら、貯金箱に入れるようにし始めました。

 

 

こうして、少しずつ、少しずつ、無理なく、無駄なく、をモットーに、富士登山の準備をしているソルトちゃんでした。

 

あと、持ち物の準備だけでなく、体の準備も必要です。

 

(次号に続く)

齢51のおひとりさま富士登山、山小屋探しをして吟味するの巻

「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。

 

 

  • この夏、富士山に登ろう
  • 富士宮口ルートから登ろう

 

と、いうところまで決めたソルトちゃん。

 

【前回までのお話】

ソルト、齢51にして、山小屋泊と富士山登山に挑戦! - 女性中間管理職ソルトちゃんの「毎日1ミリ前進!」日記

 

齢51であること、そして、1,000メートル以上の登山経験は、ほぼないことから、高山病防止のため、二日間かけて登ることとしました。

 

五合目から山頂までの間に山小屋で一泊するのです。

 

さてさて、山小屋を予約しないと。

 

しかし、富士山登山シーズンが始まっている中、今からでも予約できるんかいな。

 

富士宮市観光協会が、作成したパンフレットを見ました。

http://www.fuji-tozan.com/04_lodge.html

 

 

 

そのパンフレットによると、五合目から頂上に至るまで、富士宮ルートには8つの山小屋があります。

それぞれの山小屋は、ホームページを設けているようです。

「山小屋に直接電話して確認を」と、観光協会のチラシや、各山小屋のホームページなどには書いてあります。

しかし、山小屋にイキナリ電話するのって、ちょっとハードルが高い…。

 

楽天トラベルとかみたいに、空き状況がすぐ分かる訳ではないのだ。

 

富士山の山小屋は、雑魚寝、って聞きます。

当たり前のものが手に入りにくい高い山の宿泊場所は、普段とは違う環境である事は理解すべきですが、それでもすこしでも、泊まるところの快適さを求めたいものです。

 

それぞれの山小屋の、寝る部屋の様子、提供してもらえるサービスなどを、満足の行くまで、比較検討できるようなサイトがあるといいのに…。

 

試みに、富士山、山小屋、泊まる、ツアー等のワードをもとに、ネット検索をしてみました。

そうやって探すと色々あります。

 

富士山登山ツアーなるものが。

 

バスや新幹線など、富士山までの足を手配してくれるもの。

そして、交通手段に加えて、山小屋の宿泊予約ができるもの。

 

世の中には、ほんとにいろいろ便利なシステムがあるものです。

そして、こういったサイトを経由しても、山小屋に直接連絡しても、宿泊料金は同じのようです。

 

あれやこれやと検索しているうちに、山小屋だけの予約ができるサイトも見つけました。 

あー、よかった、これで予約しよう。

 

こういったサイトは空き状況もリアルタイムで分かるようです。

 

【参考にしたサイトの例】

https://www.travelroad.co.jp/fujisan-yamagoya/plan/

 

 

 

http://www.sunshinetour.co.jp/

 

 

 

しかし、山小屋は快適さも大事ですが、それよりも何よりも、何合目に泊まるかが大事です。

 

高山病対策、己の体力・筋力をうまくペース配分するために、1日目にどこで止まるか、2日目はどのくらい歩くのかをよく考える必要があります。

 

どういった行程で登るのか、どの山小屋に泊まるのかということを、自分なりに散々シュミレーションしました。

頭の中で考えていてもなかなかまとまらないので、紙に書き出し、4時間くらい迷いました。

 

ソルトちゃん、普段、時間がないない、と言っている癖に、こういったことへの時間は、結構、生み出して使えるもんです。

ソルトちゃんのことを「こだわる」と言ったお友達がいましたが、恐らく、こういったところなのでしょう。

 

結果、次の理由を優先事項として、山小屋探しをしました。

 

①高山病防止のため、一日目は、比較的低いところでカラダを慣らす。(と、言っても、既に2,800メートルほどの高さですが。)

②より快適なところ(個室がある、美味しいご飯が食べられる。因みに、富士山は携帯電話の電波は届くようで、そして充電用電源は、富士宮ルートのどの山小屋にもあるようです。)

③仮に体調が悪化して、頂上まで登りつけないとしても、ご来光が拝めるくらいの場所にある。

(可能な限り、リスクを少なくする。)

④天候不順の時に引き返しやすい。また、予約したのにお元気のせいで登れず、泊まれないというダメージが少ないところ。

(この点においても、可能な限り、リスクを少なくする。)

 

結果、富士宮口ルートの新七合目にある御来光山荘に泊まることに決めました。

御来光山荘

 

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九合目の山小屋を予約すれば、二日目は登る時間が少なく、ラクですが、一日目に一気に上に登るので、高山病になりそうだし、荒天でそこまで行き着けない可能性もありそうです。

ソルトちゃんの会社に、仕事で富士山に登った人たちがいて、高山病になってツラかった、、、という人が複数いましたし。


ただ、以上の仮説というか、自分なりの判断が正解なのか、間違っているかは、当日になって、登ってみないことには分かりません。


さて、これでお宿が決まりました。


次は、

・五合目まで行くためのスケジュールと算段

・山登りの服と道具の準備

・そして何よりも当日までにカラダを作る


です。


しかし、富士登山というのは、目標に向かって、漏れ抜けがないか、あれやこれやと思考する良い訓練になりそうです。

ソルトちゃんにとって苦手な分野なので、そういった意味でも、今回の登山は、良い挑戦となりそうです。


(次号に続く)