「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。
高山病になることなく、無事、富士山登頂!
しかし、五合目から登頂までの時間、かかりすぎ…。
登るのに10時間11分。
結局、剣ヶ峰と、お鉢巡り巡りは断念。
15時、富士宮口五合目発のバスに間に合わせるため、山頂には1時間ほど滞在したのみ。
10時30分頃、下山開始しました。
下りだし、目安時間が125分、ってパンフレットとかなんかに書いてあるから、大丈夫…間に合う、と思っていたら、
全然ダメ。
結局、下山に5時間かかった、という顛末です。
原因は、
持久力のなさ。
足が滑る。
登りのように5歩歩いて息が切れる、なんてことはありませんが、それでも、後ろ(上から)から降りて来る下山者にどんどん追いぬかれました。
平生から、一万歩歩くように心がけていて、また、わずかですが、毎日スクワットしてるのに。
また、足首を柔らかくするため、1日に何度か足首をぐるぐる回してるんですけど。
結構ショック。
また、足元は、土ではなく、火山岩や石ころのため、体のバランスを保ちにくいのです。
足を一歩踏み出して重心をその足に乗せようとした瞬間、ズズズッと、滑る。
そうやってバランスを崩したことは、数えきれず。
尻餅は、三度くらいつきました。
朝10時半から下山を開始し、5合目まで戻ってきたのは15時41分。
時間にして5時間11分。
上りだけでなく下りも、倍以上の時間がかかりました。
ソルトちゃんを追い抜かしていく人たちの動きを見ていましたが、皆さん、足取りが軽快なのです。
ソルトちゃんよりも若い子供たちや、ソルトちゃんよりも年配の玄人のような登山者も。
どうやら、年齢とは関係なさそうです。
普段からいかに鍛えているか否かというのが、差として表れているようです。
足元がぐらぐらするような石ころだらけの道も、タッタカタッタカ、と、駆け下りていく。
あーいう風になるには、どのように鍛えれば、いいんだろう…と、思いました。
今後の課題です。
これから歳をとるにつれ、さらに足腰が弱ってくるでしょう。
その老化を少しでも食い止めるための鍛え方をせねば、と思いました。
今回の登山で、自分自身の健康増進のための今後の課題が、わかったように思いました。
結局、ツアーバスに乗ることは、諦めました。
15時発のバスに間に合わなければ、次は2時間後の17時にバスが来るのですが、それまで、ちゃんとした休憩スペースもないような五合目にいることは耐えられない。
待っていられない…。
次の予定もあるし。
ここで、レンタルしたザックやストックやレインウェアやヘッドライトを返却しました。
しかしこの荷物の入れ替え作業も、なんだか体の動きがとっても鈍い。
体の力が抜けたような感じです。
思ったように進みません。
お年寄りになった気分。
高山から戻ってくると、体のダメージって結構あるのかもしれません。
五合目から、自家用車が置いてある富士宮市の花の湯まで、タクシーで戻ることとしました。
お金がもったいない、とかもうそういうのは、どうでもいいという気分です。
富士山に登りきったという達成感で、タクシー代も必要経費てな感じです。
財布の紐が緩くなっています。
高山に登り、頭も麻痺しているのか?
9,620円也。
といっても、現金の持ち合わせが充分なかったので、PayPayで払いました。
ああ、便利。
そのタクシーの中で、運転手さんと会話しましたが、声が思うように出ない。
これもまた、高い山から戻ってきたときの、体へのダメージの1つなのかなぁと思いました。
腹から声が出ず、喉の辺りだけで、不安定な声しか出ません。もどかしい。
この声が、十分に出ないという状況は、その日、ずっと続きました。
しかし、まあ、予想外のことや、自分の体力の実力がわかってショックなことこ、いろいろありましたが、この富士登山で、自分への自信が得られました。
やればできる。
いかなることも、目指すものがはっきりしていれば、そこに向かって少しずつでも歩いていけば、必ず到達できる、という事を、身をもって理解することができました。
更に最強になったソルト、といった心持ちです。
それは、単に富士山に登る、ということだけでなく、富士山に登るための各種準備も含めてです。
仕事の休みを取り、持ち物を揃えたり、登山スケジュールを決め、登山当日に向け体を鍛える、ということなど、あらゆる準備です。
これらの準備は、時間と知識のない中で、なかなか進まないことにストレスを覚えることもありました。
しかし、楽しい作業でもありました。
また、富士山に登ってる最中、富士山ってものすごく雄大で、アナログなアトラクション、ゲーム場だなあ、ってな印象を受けました。
そこら辺にあるような遊園地とかと違って、手加減なしのアトラクション。
(九合目辺り。結構急斜面です。)
たくさんの人が、頂上に向かって挑む。
楽しみながら、ときには苦しみながら、だけど、達成したときは、言いようのない満足感と、充実感、楽しさ、感動が得られる。
これは、リアル体験。登った人じゃないとわからない。
バーチャルな体験では、出来ない。
いや、もしかしたら、今流行のメタバースとか、ナントカで再現できるんやろか?
出来ないと思います。
この感覚を味わうため、再びまたチャレンジしたい、そして、今度はもう少し楽に登りたい、という気持ちになりました。
そのためには、自身のどこをどう鍛えれば、どこを改善すればいいか、ということが今回分かりましたし。
仕事で言う所の、いわゆるPDCAですね。
来年の夏の富士登山に向けて、毎日毎日1ミリずつ前進していきたいと思います。