「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。
この夏、思い立って富士登山に挑戦しました。
51歳。
登山、ほぼ初心者。
300〜1,000メートル位の登山を、年に3回くらい。
登山用品として持っている物は、マイトレッキングシューズと、マイ登山用靴下のみ。
ザックとかストックとかウェアは、持っていない。
マラソンは、大嫌い。
持久力なし。
だけど、家の中も含め、1日1万歩目指して歩いてはいる。
筋トレは、スクワットを含め、毎日15分位を嗜む程度。
好奇心は、かなり旺盛。
こんな条件のソルトちゃん。
その決心や各種準備などについては、別のブログで紹介しております。
本日は、富士山の頂上に至るまでの景色と、その時の心情について書いていきたいと思います。
8月の下旬の平日、会社の仕事のお休みを取りました。
朝7時に家族を置いて、家を出て、一人で自家用車で高速道路を飛ばし、約3時間かけてやって来ました。
そこから、旅行会社に手配してもらった大型バスに揺られ、富士宮口の五合目へ。
家を出て、5時間後に富士宮口の五合目に到着。
ここで、レンタルの申し込みをしたウェアやストック、ザックを受け取り、持ってきた荷物をイソイソとザックに詰めこみます。
こんな感じで詰め替え完了。
ザック、パンパン…。
ついでに、準備体操のため、ラジオ体操第二をやったりして。
第一じゃなくてなぜか第二。
そうこうしているうちに、薄い空気に慣れるための五合目での1時間が過ぎました。
ようやく、登山口まで歩いて行きます。
この日は、雲1つないとても良いお天気。
ここから、富士山を下から見上げるだけで、何だか、もう、ワクワクしてきて、嬉しくなってきます。
だって、
マイペースで活動できる一人の時間をとことん持つことができて、
自宅から、はるばる富士山の麓までたどり着けただけでも結構な達成感だし、
そして、雲1つないような絶好のお天気で、富士山をこのアングルで見上げることができる
もんですから。
これだけでものすごい贅沢な気分。
さて、いよいよ、登山開始です。
標高2400メートルからのスタート。
1日目の目的地は、標高2,780メートルの新7合目にある山小屋、御来光山荘。
高山病にならぬよう、そして万一の荒天でもすぐに、撤退できるよう、なるべく下のほうの山小屋に泊まることとしたのです。
あちこちの景色を、スマホでパシャパシャとりながら、ウキウキ、ワクワク、マイペースで登ります。
富士宮口ルートは、お天気がいいと、こうやって山頂までが見通せます。
途中、お腹が空いてきたので、標高2,463メートルの六合目で、休憩を兼ねて、おやつとして、ご飯を食べることとしました。
雲海荘でお世話になりました。
ホント
名前通り、見渡すかぎり雲海です。
山小屋の方は、とてもにこやかでフレンドリー。
初めての富士山小屋体験としてはイイ感じです。
チャーハンを注文。
うまい!
基礎代謝が落ちてきた今の年齢で、普段は炭水化物は、そう食べたくないような体になってきましたが、今日みたいに体をひたすら動かしたときのご飯は、ほんとにおいしい。
ペロリと食べてしまいました。
まだ、六合目だけど、「ソルト、あの富士山に登っているんだわ〜!」という気分で、思いっきりひとり盛り上がっております。
「ああ、こういう時、お仲間がいるといろんな思いを共有できるのに」という思いがよぎったりします。
だけど、「イヤイヤ、ソルトちゃん、今回は、おひとりさまを楽しむために来たんだから…。」
快適な雲海荘で、十分に休憩を取った後、新七合目を目指します。
これまた、マイペースで。
写真をパシャパシャとりながら、ゆっくりゆっくり登っていきました。
少し登って見下ろすと、さっきまでいた六合目の山小屋の屋根が…。
ソルト、さっきまであそこにいたんだけど、もうここまで登ってきたんだわ〜、と、自分の成果が目に見てとれるので、なんだか達成感を覚えます。
見上げると、富士山の頂上が…。
目指すはあそこ。
「自分の目標が目で見える」というのは、普段、そうそうないので、分かりやすく、清々しい心持ちがします。
ホント、絶景だと思いました。
ここまで登ってくると、お隣の宝永山も向こう側、横のほうに見えます。
何を見ても珍しく、ウキウキ、楽しい。
まだまだ緑があるけれど、足元が、溶岩の塊だらけ!やっぱり富士山は火山なんだわ!
しかし、登っていくにつれ、だんだんとちょっと歩くだけで、息が切れるようになり、休憩も頻繁に取るようになりました。
1 時間半で登るはずのコースを、倍の3時間もかけ、お日様が夕日になりかかった頃、無事、宿泊先の御来光山荘に到着。
夕日に照らされた山肌や雲を見ながら、感激しきりのソルト。
まだまだこの時点では、楽しい楽しい富士登山でした…
(次回に続く)