先日、訪問した社内のとある事業所で、OBの先輩から、聞かされた。
ソルトの上司が、自分の部のソルトを含む部下管理職のことを
「(仕事に)こだわりがない」と、評していることを。
「ああ、ソルトは、上司にはやはり信頼されていなかったのだな」と、理解する。
そして、上司にこう問いただしたくなる。
「どこをもって、ソルトたちが『こだわりがない』と判断したのですか?」
「そりゃあ、上司のあなたが、何をどう考えているのか、ちゃんと伝える
努力をしていないからですよ」
「上司のあなたこそ、部下に向き合い、部下を理解することについて、
こだわりを持ってきましたか?」
ソルトの上司は、部下である私達を、いきなり怒鳴りつけたり、毎朝、
挨拶をしても、こちらの目も見て挨拶をしない。
要は、余裕がないのだ。
毎日、自分の言いたい指示だけして、それ以上の会話はしない。
日によっては、その指示すらない時がある。
要は、言葉で部下に「伝える努力」をしていない人なのだ。
そのような上司では、部下は近付きがたく、己の考えを言いにくくなる。
そして、部下は、そんな上司にはついて行きたいとは、思わないだろう。
部下にこんな風に思わせてしまう上司は、
部下のモチベーションを少しずつ失っていることに
気付かないのか。
そして、人の陰口・不満、特に自分の部下についての陰口・不満は、
誰かに口に出して言うもんじゃないな、と、ソルトは
改めて理解する。回り回って伝わった時の本人の気持ちは、ヒヤッとなり、
心に刺さった釘みたいに残ってしまう。
言いたいことは、部下本人に、直接「言葉」で伝えよう。
それが、部下をうまく動かすコツでである。