「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。
コーチングに興味のあるソルトちゃんが、今すぐ使える手法を模索しているところ、事例を挙げて手法をシンプルに説明している本を見つけました。
プロの思考整理術
Amazon.co.jp: プロの思考整理術 eBook : 和仁達也: 本
ソルトちゃん、近頃、
・自分の思考のモヤモヤを解消すること
・仕事における問題の解決方法
に、コーチングを活用したいと強く感じています。
こないだまで、3年と少し、コーチングを受けていたので、コーチングの効果については自覚しています。
基本的なことを書いてある名著のような本は、少しばかり読みました。
相手に関心を持ち
傾聴が重要
ということも理解しました。
アドバイスをしない、
答えは相手の中にある、
相手の可能性を信じる、
ということも理解しました。
しかし、会社の部下とのやりとりでは、なかなかうまくいかないことが多い…。
後は、実践が必要だなと思い、コーチングを習いに行こうかとも思いました。
しかし、
・定期的に通う時間がない
・安易にお金を払って習うことの是非
等、ぐずぐず考えていたところ、この本に巡り合いました。
著者の和仁さんはコンサルタントで、ソルトちゃんの大学時代のお友達です。
卒業してから、しばらくした後、彼が、大学時代の友達の集まりで、「これからはコーチングを習うといいよ」と話してくれたことがあります。
今から20年以上前の話です。
その頃から、コーチングという言葉が、ソルトちゃんの頭の中にずっと残っていました。
ソルトちゃんの勤める会社は、典型的な年功序列制です。
部下は上司の言うことをほぼ黙って聞く、各事業所はその上の組織の言うことを聞く、というやり方で、仕事が成り立っています。
ソルトちゃんの勤める部署の中でも、仕事は、上司の言うことに従って行うというのが基本です。
だけど、それでは、上司の思った通りに部下が動かない、プロジェクトが進まない、指示待ちの社員がどんどん増える、ということがしばしば起きます。
多様性が認められつつある今の時代では、特に、上位下達という仕事のやり方にほころびが、出ていると感じます。
ついて、ソルトちゃんなりに、うまくいく方法はないのかと日々考えています。
その1つが、コーチングの手法を導入した、マネジメントです。
しかし、現実は、ソルトちゃんが思っているようにことが進みません。
メンバーのみんなに、
今の現状はどう?
理想はなんだろうね?
どうありたい?
などと、
ヒントとなるような投げかけをしてみたり、
メンバーみんなの話を、興味を示して聞いてみたり、
と、やってはみるものの、なんだかうまくいかない。
時間をとって、一人一人と対話をすることもあります。
しかし、相手によっては、会話が成立せず、すごく気疲れする。
メンバーから、良い答えが引き出せず、ソルトちゃん1人が空回りしてる、ということがよくあります。
その問題点を解決するために、昔、ソルトちゃんにコーチングを進めてくれた和仁さんの本を読んでみた次第です。
知り合いが、書いた本、知り合いが教えてくれる内容というのは、それだけで親しみが持てるものです。
ソルトちゃんが、他に、この本に惹かれたのは以下の点です。
手法は、気疲れしないためのものである。
対話をしようとすると、相手に共感しようと張り切ってしまう、またうまく答えを引き出せなかったりして、最後に、こちらが疲れてしまうことがあります。
しかしこの本に書かれている手法は、自分の気疲れフリーを目指しています。
共感をするのではなく、相手の言っていることを捉えて、要するに〇〇なんだねと言い直すようにする、ということです。
でも、これは、相手の話を注意してよーく聞かないと出来ないんですよね…。
結局、自分自身のことを考えながら、話を聞いていてはいかんというとです。
ほかに、ソルトちゃんが参考になった所については、以下のところです。
相手と話をしていく中で、紙を使って図を描き、自分と相手との認識を共有化する。
著者は、それを4つのポイントとして、説明しています。
解決したい問題を、
①タイトルとして示す。
それから、
②今の現状
③理想
④そのギャップを埋めるための条件
を、三角形の図にし、それを描きながら、投げかけをしていくのです。
話し言葉を使ってやり取りするだけでなく、図で示して、見える化をする。
それにより、相手の思考を整理し、お互いの認識のズレを減らしていく、と、いう手法については、なるほどと思いました。
図で示すのは、頭の中でとっちらかってしまうソルトちゃんにはピッタリです。
あと、相手に、この投げかけをしていくときに、決してしてはいけないのは、自分語りをしてしまうことだそうです。
これは、耳の痛い話です。
簡単なようで非常に難しいです。
仕事でも、プライベートでも、相手の話を聞いているうちについつい自分の意見を言ってしまう、答えを言ってしまういうとことをしがちです。
相手の話題をさらって、自分側の話題に引き寄せてしまうと言うこともありがちです。
相手がしゃべってくれない人間だと、なおさらです。
この点については、ソルトちゃん、本当によく気をつけないといけないなぁと思った次第です。
自分の意見を述べる前には、「ちょっと言ってもいいかな」と相手の許可を得るようにと、いうアドバイスは、なるほどと思いました。
このやり方は、会得したいと思いました。
以上の手法を行っていく際の、具体的なやりとり事例が、この本には丁寧に書かれています。
わかりやすく書かれているので、いちど読んだだけで、内容の理解はできるかもしれません。
しかし、実際に出来るようにマスターするのは、別問題であり、非常に難しいと思いました。
因みに、この本は、購入者へのサービスとして、この本の出版セミナー動画のプレゼントがあります。
動画は90分です。
この本の説明を、著者がわかりやすく解説をしています。
本の内容の理解を深めるには、ちょうど良いと思います。
あと、このセミナー動画の最後に質疑応答があります。
この質疑応答が、ソルトちゃんにとっては、大変役に立ちました。
この本に書いてあることを実践するにあたり、誰もが行き詰まるであろう問題幾つかについて、著者が答えています。
ソルトちゃんに必要なのは、実践して、回数を重ねる事です。
そして、質問の投げかけ方を、あーでもないこーでもないと試行錯誤して会得していくことです。
実践相手は、自分の職場のチームの中に、たくさんいます。
日々、仕事の事務作業に埋没しがちですが、メンバーのみんなと、もっともっとやりとりをして、コーチングのスキルを高めたいと思いました。
それが結果的に、チームのメンバーのパフォーマンスを上げることになるでしょうから。
和仁くん、良い本をありがとうね!
チームのメンバーと、仕事で良い成果が出せるよう頑張ります~。