「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。
予期せぬ時に、意外な人から声をかけられ、会話が成り立つのは、気持ちがほっこりして、ちょっとばかり嬉しいものです。
ソルトちゃんが勤める会社のあるビルのフロアを、毎日掃除してくれている清掃員さんがいます。
大抵同じ女性です。
ソルトちゃんより少し若いか、ソルトちゃんと同じ位の年齢だと思われます。
その人が、トイレや給湯室、廊下を清掃してくれているのを見かけた時は、すれ違いざまに、「お疲れ様です」と声をかけるようにしています。
先方も「お疲れ様です」と返してくれます。
ただし、それ以上の会話はしたことがありません。
先方は、勤務時間中に余分な会話をしないようにと言われているのかもしれません。
ある時、給湯室の流しを掃除してくれているその清掃員さんに向かって、「すみませんねえ。うちの会社はあんまり使い方がきれいじゃないから、流しも汚れていて。」と声をかけたこともあります。
「いえ。」と先方のそっけない返事で、会話が瞬間で終りました。
この清掃員さんは、挨拶はできるのですが、親しみを込めた会話はあまり好きではないのかなと思いました。
普段挨拶を交わす様子からも、それ以上でもなければ、それ以下でもない、そんな感じがします。
それからは、従来通り、「お疲れ様です」の言葉のみかけて、余計な事は言わないようにしていました。
そんなこんなで、1年以上は経ったと思います。
先週のお昼に、会社の給湯室で、自宅から持ってきたみかんを食べていました。
そうしたら、その清掃員さんが、いつもどおり給湯室の流しを掃除しにやってきました。
いつも通り「お疲れ様です」とのみ声をかけ、みかんをむいて、ムシャムシャやっていたところ、「みかんの季節になりましたね。私もこないだ買いました。」と。
「!」
なんと、その清掃員さんが、自分からソルトちゃんに向かって、仕事とは関係ない話題で声をかけてきたのです。
内心驚いたものの、「そうですよね。だけど今の季節、みかんに、当たり外れがあるんですよね。」
と返したところ、「そうですよね。だけどついつい買っちゃいます。」と。
会話のキャッチボールが、続きました。
非常にたわいのない会話ではありましたが、平常時、仕事を黙々とやっているだけの清掃員さんから、声をかけられたということが、なんだかちょっと嬉しく感じました。
そして気持ちが少し温かくなりました。
ソルトちゃんのことを、人として認めてもらえたような気持ちになりました。
「やったね」ってな達成感を覚えた日でした。
毎日コツコツと続けることによって、何かかしかの成果が出るものなんだなぁ、と、実感した出来事の1つでした。