「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。
30年近く前の昔、会社でとてもお世話になった大先輩に
1年ぶりにお会いしました。
ソルトちゃんが20代前半〜30代半ばで、仕事がまだできず、尖っていた頃、さりげなくソルトちゃんのことを気遣ってくださいました。
大先輩は、年回りからして、ソルトちゃんの母親位です。
だから、ソルトちゃんとしては、お母さんのように慕っています。
でも、実のおかんのようには、口うるさくない。
それが適度に心地よい。
ソルトちゃんが出産した時も、お祝いを抱えて、家まできてくださいました。
お世話になりっぱなし。
何かをプレゼントしても、倍返し。
いただいてばっかり。
その先輩が、早期退職されてから20年ほど経ちます。
近頃は、1〜2年に一回程度、お茶にお誘いし、女子トークをするようにしています。
その先輩は、昔から、ご自分の家庭の事情・ご自分の問題・愚痴は、ほとんどしゃべりません。
2人で会話するときは、大抵ソルトちゃんが、会社での出来事、家庭の問題等について話します。
その度に、うんうん、と話を聞いてくださるタイプです。
年齢が高くなるとありがちになる、押し付けがましさがない。
自分が自分が、と、でしゃばることもしない。
それでいて、時々ありがたいと思う気遣いを、さりげなくしてくださる。
20代の頃は、その大先輩が、キャリア志向でないことを、少し物足りなく感じていました。
しかし、ソルトちゃんも結婚し、母となり、子供を抱えて仕事をするようになってから、その先輩のバランスの取れた人柄と偉大さが、理解できるようになりました。
何も目立って派手に立ち回ることだけが、素晴らしいキャリアなのではない、と。
今回、1年ぶりにその大先輩にお会いした時、めずらしく、家庭の事情についてのお悩みを色々と話されました。
お孫さんが不登校であること、
お孫さんの母親である娘さんが鬱で会社を休んでいること、
ご主人が定年退職後、何もせず、家事も手伝ってくれないこと、などなど。
珍しく、たくさん話す大先輩の様子に相槌を打ちつつ、こうして話を聞くことにより、多少なりとも、親孝行ができたのかなと思いました。
今回、奮発して、街中にある立派なホテルのアフタヌーンティーのコースをオーダーしました。
見晴らしの良いステキなホテルのラウンジ。
コロナ禍になってから、繁華街へお出かけしたことのない大先輩の気晴らしにもなるかと思って。
勿論、ソルトちゃんが、ご馳走をするつもりでいました。
押し問答の結果、ソルトちゃんが全額持ちました。
だけど大先輩、ソルトちゃんへのお土産をたくさん携えて、待ち合わせ場所までいらっしゃいました。
おそばとか、山形のさくらんぼとか、焼き豚とか…。
別れ際、ソルトちゃんに、それらをドッサリ持たせてくれました。
親孝行するつもりで、今回、お茶にお誘いしたのですが、結局お土産をたくさん持たされ、結局、今回も、お母さんとそれに甘える娘、みたいな関係性となってしまいました。
ありがとうございました。
また来年お声掛けするようにします。
それまで、変わらず、お元気でいていただきたいと思います。