「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。
本日は、部下のために、と思ってやったことが、結局自分のためになったというお話です。
部下の女子社員Mちゃんと一緒に別の事業所へお邪魔して打ち合わせをする、という出張に出かけました。
用向きとしては一人で行っても充分用が足りる内容でした。
しかし、この訪問は、Mちゃんの勉強にもなると思い、連れて行きました。
Mちゃんは、ウチの部署で仕事をするようになって6年目。
マイペースで、おっとり。
しかし、誠実で、丁寧な仕事ができる。
誰に対しても、目を見て話ができ、ニッコリとしてくれる。
近頃は、言いにくいことでも、丁寧な物言いでしっかりと言って主張できる。
この1年ほどで、かなり頼りになる若手社員に育ってくれました。
いつもよく頑張ってくれている。
そんな彼女が普段考えていることを聞くために、本日は、行動を共にした次第です。
訪問先の事業所での用事が終わってから、ソルトちゃん、思い切って、Mちゃんを晩御飯に誘いました。
近頃は、コロナ感染の心配もあることから、会食をすることへの不安もあります。
また、ソルトちゃんは、時間外のお酒を飲むお付き合いが、全く好きではありません。
もともとアルコールを飲む週間はないし、ダラダラと会食することにより、時間を無駄にしているような気がするからです。1時間も話をしていたら、もう飽きてしまい、帰りたくて仕方なくなってしまうという辛抱のなさです。
仕事で、精魂使い果たしているので、飲み会の場で、上司らしく振る舞うのは、更に疲れるので嫌なのです。
しかし、本日は、Mちゃんとしっかり向き合いたいと思いました。
Mちゃんも、喜んで、行きますと言ってくれました。
久々に居酒屋さんに行きました。
Mちゃんからは、
近頃、彼女の直属の上司である主任が、頼んだ仕事をなかなかやってくれないこと、
その上の係長が、見かねて、それをすくい取って自分でやってしまうこと、
そんな仕事のやり方では、来月から産休と育児休業で、仕事を長期で休む社員が1人いるので、途端に係の業務が回らないのは目に見えている、
係長は、その迫り来る繁忙に対する対策を取ろうとしない、
そんな不安から、仕事をやってくれない主任に対し、厳しい物言いをしてしまうことがある自分を責めてしまう、
などという話を聞きました。
Mちゃんは、これからの仕事への不安や、自分への責めの悔いなどを、口に出して相談する場面が、中々ないようです。
このやりとりをする中で、Mちゃんの口から、「主任のこと、そして、今後の係の仕事の回しについて、一度、自分から係長に相談してみます。」という解決策が出てきました。
そして、Mちゃんは「話を聞いていただきありがとうございました」と、ソルトちゃんに嬉しそうに言いました。
ソルトちゃんは、仕事に悩む若手部下社員のMちゃんの真摯な態度と話を聞き、なんだか、新鮮な気分になりました。
そして、彼女の前向きな様子を見て、自分ももっと職場の中の雰囲気を良くするために力を尽くさねば、と、思いました。
また、ああ、今日、ソルトちゃんは、人に喜ばれる仕事が出来たなあ、と、思えました。
気付いたら、何だかここ最近、自分の中にあった焦りや不安が消えていたのを感じました。
「毎日1ミリ前進」とブログに銘打ちながら、ここ2週間ほど、前に進むことができず、調子が出ませんでした。
いつもやれている日課である筋トレ、瞑想、自炊、読書、自己啓発のための行動。
これらが、忙しくって、ヤル気が出ず、出来ない。
そして、出来ない自分に焦りを感じる。
そんな、自分のやる気のなさや、不安や焦りが、Mちゃんの話を聞き、Mちゃんと話をすることにより、なくなっていました。
人は、声を出して話をすることにより、自分自身の考えをまとめることができるし、人の話を親身に聞くことにより、自分の内面に向かっている意識が、自分の外に向くからでしょう。
今夜は、Mちゃんもそうでしたが、ソルトちゃん自身もそうでした。
本日の出張は、Mちゃんのために、と思っての行動でした。
しかし、反対にMちゃんと会話することにより、ソルトちゃんが救われたような気持ちになりました。
こうして、人と人とが交わることって、内面が変化し、いろんな相乗効果が生まれるんだなと思った次第です。
向かい合って話をする、ってことは、大事ですね。