「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。
コーチングの手法について教えてもらう機会を得て、説明を聞きました。
コーチングは、過去に自分でも何度か受けた事はあります。
だから、なんとなくこういうものかなぁというイメージがあったのですが、説明をキチンと聞き、あーそうか、と目から鱗という心持ちになりました。
コーチングは、コーチとクライアントの2人で成り立つものですが、
を、予め、そして、常に明らかにしておくことが重要だということについて説明を受けました。
以下にその要点についてまとめます。
コーチングのセッションを行うときには、セットアップなるものをきちんと事前に行う必要があります。
セットアップとは、順調に行えるように前段階の準備をするという意味のようです。
当たり前ですが、最初の準備をきちんとしておかないと、望む結果が得られないかもしれないので、コーチングを行う方も、受ける側(クライアント)側も、すり合わせをしておく必要があると言うことです。
セットアップというのは、4つの要素がある。
2つ目は、守秘義務
3つ目は、クライアントが沈黙することをオッケーとする
4つ目は、コーチもクライアントも自由である
1つ目、
コーチは、クライアントに対し、コーチングはアドバイスをするものではない、ということを、はじめにしっかり説明することが重要です。
どうしても二者でやりとりすることになると、クライアントは問題を解決したくて困っている人なので、コーチから何かしらのアドバイスがもらえるかもという期待をしてしまうからです。
例えて言うと、ウチは八百屋であって魚屋ではない、ということを予めはっきり言っておく必要がある、ということです。
この例えを聞いて、腹落ちしました。
2つ目、
そして守秘義務があるということ。
これは当たり前のことかもしれませんが、クライアントに対して一対一時に向き合う時のことをいうだけでなく、コーチの普段の言動からして、信頼感のある人間にふさわしい振る舞いをするという必要があります。
これについては、コーチの人間力、人格を磨く必要があると感じました。
3つ目、
コーチングは、コーチから様々な質問を投げかけられたとき、クライアントは、全て答える必要がないということです。
答えたくなければ答えなくていい、沈黙することもあり、だという事をです。
そしてこのことを、クライアントに対し、それでいいんだよ、と言ってあげる必要があるということです。
どうしても人が問いかけられると何かかしかの答えをしなければいけないと思い、緊張してあらぬことをしゃべってしまったりすることがあります。
ついつい、本心ではないことを言ってしまったりすることがあります。
そういったことを防ぐという意味合いのようです。
4つ目、
最後に、コーチングは自由であっても良いということです。
コーチの質問に対して全て答えなくてもオッケー、
わからない事はわからないといってもオッケー、
お手洗いに行ったり、飲み物を飲むこともオッケー、
クライアントは、前向きな態度でなくてもオッケー、愚痴もオッケー、
コーチ、そしてクライアントが、お互いに秩序に縛られてガチガチになってしまっては、良い結果が得られないという趣旨のようです。
以上の4つの点について、最初、コーチングを始める際に、きちんと説明することも重要ですが、これを常に示し、互いに守る事が肝要です。、
話を聞いて気づいたのですが、これは別にコーチングに限らず、普段の仕事とのやりとりや、家族とのやりとり、友人とのやりとりにおいても共通するものではないかと思いました。
こちらがそう思っていても相手がそう思っていない、約束したこと、言った事が伝わっていないと言う事はよくあります。
これは、最初に自分が言った(つもり)であっても、相手が理解していない、腹落ちしないというとなので、繰り返し繰り返し、触れて示し続ける必要があるということに他なりません。
コーチングを習うという事は、人間関係の技術を学ぶという事でもあるのだなと感じた次第です。
あと、コーチングの終わった後でも、コーチとクライアントの関係は終わっていない、その後も関係は続くという説明についても印象的でした。
その場限りの関係ではなく、もともと、コーチに対する信頼関係・人間関係があってからこそのコーチングだからということでした。
結局のところ、何をするにも人としてのコミュニケーション能力、相手を尊重する能力が必要なんだなぁ、、と、理解しました。
単なる技術ではない、自分の生き方を磨く必要がある、と。