女性中間管理職ソルトの「へーそうなんだ~」日記

中間管理職、主婦業そして母親業やってます。自由に生き、自立した女性を目指し、好奇心の赴くままに生きています。また、またそんなお仲間を増やしたい。フォローよろしくお願いします。

覇気のない部下課長を腹立たしく思ってしまう

課長のY君に、「年休取りなさいよ」と、言うと、いそいそと、休む日を決めて休んだY君。

管理者も人である。

機械ではないので、休養をとることが必要である。

寧ろ、率先して自主的に休みを取って欲しいものである。

上司が言わなくても。


休む事は結構なのだが、ただ残念なことに、自分がいない間の仕事の差配をせず休んでしまう。

そこが、全く残念である。


Y君、係長たちに指示しておいた仕事を、自分のいない間にどのようにやっておいてほしいのか、進捗に遅れがないのか、ということを全く考えていない。

知らん顔である。


休んだ翌日、出勤してきたY君に、「休むのは良いのだけれど、自分がいない間に仕事が進むように指示をしておいて欲しい、部下たちの仕事の成り行きを把握するようにしてほしい」と、淡々と話をする。

Y君、黙ってしまう。


「何か言いたいことがあるか?」と、聞いても、何も言わない。

主張したいことがあれば、ちゃんと言えばいいのに、言わない。

「Y君、全く覇気がないなぁ」と思ってしまう。


同じ日、他部署の課長たちを集め、仕事のお願いをしないといけない仕事があり、課長であるYくんに場の仕切りをさせる。


ところが、Y君が他部署の課長たちにひと通り説明した後、とある課長から「期日が短すぎる」「この年度末に幹部たちへの説明をどのように進めていくのか」などと、段取りの悪さについて問い詰められ、またもや黙ってしまうY君。


仕切る役割の人間が黙ってしまったら、そこから何も進まない。


仕方ないから、横から、援護射撃をして質問をしてきた他部署の課長には、納得をしてもらう。

手や口を出さずに任せよう、と思ったものの、結局、出してしまった。


Y君を不甲斐ない、と、思ってしまう。


当事者意識が低すぎる、と思ってしまう。


自分が責任者であり、課長としてどうしてもこの仕事を進めなければ、、と思って、真剣に考えれば、その場の乗り切り方もあれこれ出てくるものだが、仕事を深く考えていないから、答えることができない。


実は、Y君、思考が止まってしまうと、何も言えなくなる性質である。

本人が、以前そう言った。

だんまりを決めこんで、めんどくさい災いが頭の上を通り越していくのをやり過ごしている、というズルい戦略ならば、私は本当に許さない。

しかし、思考停止しているならば致し方がない。


今回のことは、仕事の成果物をイメージしておらず、詰めが甘いから、想定外のことを聞かれると、余裕がなくなり、パニクって、思考が停止してしまうというメカニズムなのである。


まだまだだなぁ、と思い、内心ため息をつく私である。

Y君、人のできていないことは、結構、私に言うけれど、自分自身が、できていないところもあるので 自分磨きも率先してやって頂きたいものである。


Y君、係長時代の頃は押しが弱く、その頃と比べると、今年度は、大分、勇気を出して、自分から色々やってくれるようになってきた。

私が出来ないことを、器用にやってくれる時もある。

それは、認めるものの、自分のことに手一杯な所があり、部下のことを考えてあげる、部下に気を巡らす、仕事全体を見渡す、という能力が、足りない。


私も、黙ってため息をついているだけでは伝わらないので、「こういう時は、こうするんだよ」「管理者として、このように考えるんだよ」と、都度、言うようにしているのだが、黙ってしまう。

もう少し、「すいませんでした」とか「分かりました」とか何とか答えて欲しいものである。


女性上司から、オカンのように言われると、口うるさく感じるのかなあ…、嫌なのかなあ、と思ってしまう。

それとも、言ってることが理解できていないのかなあ…、とも思ってしまう。

もう、言うのを諦めて、自分でやってしまえばいいのだろうが、それではいつまで経っても状況は変わらない。

Y君の管理者としての能力は、低いままである。


自分自身が課長だった頃の5年ほど前、やっぱり自分もこうやって頼りない課長だったのだろうと思う。

思えば、当時の上司は、初任課長の私ができていないことを叱責することなく、そっと、いろいろなことを代わりにやってくれていた。

その恩返しだと思って、次の世代に、もっと寛容にならなければならないのかな、と、思ったりもする。


また、今日、こんな風にイライラしてしまうのは、私自身の気持ちに、余裕がなかったのかもしれない。


明日、彼に託したミッションが、なんだか自信なさげだったので、みんなが帰ったあと、「しゃあないなあ…」と、思い、一人遅くまで残ってフォローのメールを作っておいた。

さて、明日どうなることやら…。