「センテナリアン」という言葉をご存知ですか?
「100歳以上の人、百寿者」という意味だそうです。
「人生100年時代」フレーズをよく聞くようになりました。
「自立、自活するセンテナリアンをめざして」という健康フォーラムが無料開催されていたので、好奇心旺盛な私は、すぐに飛びつき申し込み、zoomで参加をしました。
■イベントの内容↓
https://www.mirai-process.org/2021forum/
4つの講演があり、医学、栄養学、生活習慣、精神の持ち方をテーマにそのポイントが説明されました。
そして最後に90歳(!!!)の女性フィットネスインストラクターである瀧島未香さんによる講演と体操のデモンストレーションがありました。
瀧島さんは、タキミカさん、というニックネームだそうで、テレビで話題となっている方だそうですが、私は全く知らず、このタキミカさんの話を聞きたくて申し込んだのです。
50歳の私は、残り50年をよりよく生きるために、素晴らしい人生を送っている先輩方の話は、可能な限り見聞きして参考にしたいと常々思っています。
今日の講演で、へー、そうなんだ、と知ったことはこんな話です。
■日本の「平均寿命」は衛生面の向上、医学が進歩したことにより84.3歳と、世界一あるものの、誰にも世話にならず自分で自分のことができる「健康寿命」74.1歳。
約10年以上開きがある。
要するに死ぬまでの10年間は、病院に入院したり、認知症や動けなくなったりなどで誰かの世話になったり、という年月を過ごすのだそうです。
「それは困る…私はそんなのイヤだ。」
3時間の健康フォーラムの中で、一貫していた話は、次の通りです。
■体、心が弱ってくることを「フレイル」(虚弱)と呼ぶ。
フレイルを防止すること、そして、体の疾患を予防すること、早く気づくことが、健康寿命と平均寿命の差を縮めるポイントである。
フレイルを防止して、健康的に長寿となるためのポイントは、次の3点。
①普段から運動して筋力をつけておく
②バランスのとれた食事をとる
③社会的なつながり、人との交流を持ち、好奇心を持って知的活動を行い続ける
高齢者は特にフレイル予防が重要。
高齢者の手前である40~60代の世代は生活習慣病の予防がポイント。
そのためには定期的に検診を受けたり、ピンポイントで悪そうなところを検査し、「自覚症状がないままに進む疾患の有無」を確認することが大事。
ここまでの話を聞いたら、もう、
・毎日とにかく体を動かして、積極的に運動しよ!
・食べるものも加工食品や健康食品に頼らず、きちんとしなくっちゃ!
・何事にも前向きに興味を持っていろんなことをどんどん取り込み、人との交わりを持って社会生活を営もう!
と思います。
てか、どれも、今の自分が日々取り組んでいることです。
ブレずにこのままコツコツと続けよう…と、思った次第です。
■タキミカさんは、素晴らしい考え方とカラダつきでした。
よく笑い、朗らか。
体の動きは、ぎこちないところがなく、しなやかでびっくり。
披露したフラダンスのフラの動きは、うっとりする位きれい。
60代、70代、80代、それぞれ新たなチャレンジをしていらっしゃる。
88歳でタブレット、89歳でiPhoneに挑戦、自らzoomを操作してレッスンを行うとは、負けていられないと思いました。
体を使えば、鍛えられる。
そして、頭も鍛えられる。
ということを、身をもって証明されています。
今は、ご自身のタキミカ体操を世界に広げるため、英語の勉強中とのこと。
「あー、私ももっともっと楽しく、コツコツと頑張ろうっと。」
とても有意義な、週末の3時間を過ごしました。