同じ部にいる同僚の男性管理者たち。
(同僚といっても私は随分歳下)
私が出勤すると、既に会社にいる。
そして私が帰るときには、まだ会社にとどまっている。
要するに朝から晩まで会社にいる。
彼らが忙しい部署にいるからそうなのか?
それとも他に所以があって長時間勤務せざるをえないのか?
この4月から10月まで彼らとやりとりをし、彼らの様子を観察していてわかってきた。
共通点は以下のとおり。
1 部下に仕事を任せない
全部自分でやろうとする。
例えば、一人と会話していてわかったが、上司に提出する資料は、どうやら自分で全部作っているらしい。
夜遅くまでかかって作る、もしくは自宅で作成する、とか。
それでは、自分の時間が無くなっちゃうのも当たり前。
私は、資料作りは部下たちに任せ、作ってもらったものを確認して修正する程度。
そんな私に、自分で作っていないの?と、非難めいた口ぶりでモノを言われたことがある。
「部下たちは忙しそうだから…」と、部下に任せない彼の弁。
「部下たちに任せないと、部下たちはいつまでたっても仕事を覚えませんよ。」
もう1人は、「部下に任せられない」と言いながら、1人でアクセク、バタバタして忙しそうに仕事をしている。そのバタバタ振りは、周りで見ている方が落ち着かない気持ちになってくる。
大丈夫か、と言いたくなる。
彼の部下たちも、そんな目で彼を見ているようだ。
また、「任せられない」なんて思われている方の部下からすると、自分たちを信用してくれないのかという気分になって気の毒である。
「もっと部下たちを信頼すべし」
2 上司に忖度をしすぎる
上司の言うことを、素直にやる。
上司の誤った判断による指示も、忠実に実行しようとする。
誤った判断による指示だから、当然のごとく、後から方向転換を強いられる。時間の無駄遣い。
加えて、上司を過剰に甘やかしすぎ。
先回りしていろんな仕事をやっている。
なんでもっと上司と、建設的な議論をして仕事を進めようとしないのか。
上司の指示や考えに、何の疑念も持たないのか。
上司の言うことについて、良いか悪いかの判断ができないのだろうか。
上司のどんな指示に対しても、それを遂行するために結構な時間を使っている。
結果、部下たちにもそれらの作業を行わせ、自分だけでなく、部下たちにも長時間勤務を強いる結果となる。
「その仕事は一体誰のための仕事なの?会社のため?上司のため?」
3 情報開示をしたがらない
仕事に必要な情報を最初から全て言わない。
機密が漏れる心配をしているからなのか、仕事の話をする時は、断片的な情報しか言わない、伝えない。
その仕事の背景をきちんと説明しない。
その結果、不十分な情報で仕事をした社員が、後から間違いに気づき、軌道修正をさせられる結果となる。
「情報を小出しにされると判断材料が少ないので困ります。もしかしたら、こちらの腕前を試しているのですか?」
4 時間感覚がない
朝の勤務時間開始前、もしくは勤務時間終了後の夜に仕事の話をしてくる。
勤務時間内で勝負するべきなのに、社員の勤務時間が始まる前や終わった後に、何かしてもらおうと声をかけてくる。
勘違いも甚だしい。
自宅に帰っても、家事や趣味、そして、勉強などすることがないようである。
だから少しでも早く帰ろうという意識が低い。
「人の時間を何と心得ているのか。時間泥棒はご勘弁。」
5 爽やかに挨拶をすることができない
挨拶をしても、気持ちの良い挨拶を返してこない。
もそもそしている。
もしくは無視。
挨拶をする位気持ちの余裕がないのか、挨拶の効果について理解をしていないのか。
それとも挨拶ができない位、時間に余裕がない、「自分は忙しい、お前に構っていられない」ということを暗にアピールしたいのか。
「挨拶は人間関係の基本です。嫌いな相手でも挨拶ぐらいしましょうよ。」