女性中間管理職ソルトの「へーそうなんだ~」日記

中間管理職、主婦業そして母親業やってます。自由に生き、自立した女性を目指し、好奇心の赴くままに生きています。また、またそんなお仲間を増やしたい。フォローよろしくお願いします。

長いものに巻かれろ、で対応するもののモヤモヤするの巻

金曜日。

勤務時間が終わって1時間と少し経ち、上司も帰ったことだし、そろそろ自分も帰ろう!と、思っていたところ、他部署の課長がやってきました。

過去の案件について、その時のウチの部署での対応状況について調べて欲しい、と依頼してきました。

一年以上前の案件についてです。


どうやら、お客様からのクレームがウチの本社に入り、本社から当時の状況について確認するよう依頼してきた模様。


時間は、金曜日の既に20時近く。

本社がそのクレームを受けた日にち、そして、私たちのいる支社にその確認依頼をしてきた日時を、資料に書かれた内容からチラッと見て、そして、その案件を頼みに来た課長がやってきた時間を掛け合わせ、これは、会社全体として、ものすごく急いでいる様子ではないと感じました。

ですから、私は、「その案件の対応は、来週でも良いのではないか」と、考えました。


その1年以上前の案件について確認出来る社員たちも、1人を残して、全員が退社、もしくは休暇で不在、果ては人事異動でウチの部署にはいない状況でしたから、私は、「来週、社員たちが出勤したら、確認します」と、頼みにやってきた課長に答えました。


そうしたら、そのやりとりを横で聞いていた私の同僚の管理者が、「それではダメだ。今すぐ、家にいる社員にも電話をかけて確認をしろ」と、言うではありませんか。

「こういった事は急いでやらなければいけないから」と、言います。


お客様からのクレーム対応は、起きたら、基本的にすぐ行うのが原則です。

しかし、今回の内容については、少し違う。

一年以上の前の案件について、お客様が思い出したように、クレームをおっしゃってきた、という内容です。


当時いた社員達の過去の記憶を呼び起こしてもらうためには、該当の資料を見せつつ、そういった対応した覚えがあるかどうか、ということを、キチンと確認する必要があります。

夜、自宅で寛ぐ社員にいきなり電話一本をかけて、確認できるような類の話ではありません。

いい加減な確認作業になるに決まっています。


だから、夜20時過ぎに電話をかけて確認するとか、今、社内に残っている社員に、無理矢理過去の資料を探させる、というのは、「確認する」という作業はするものの、結局のところ実のない作業で、非効率であり、時間ばかり無駄に使うことになるので、得策ではではない、と、私は、考えました。


私は、仕事から家に帰ったら、晩御飯作りの家事も含め、自分の勉強、自分の体をいたわるこ、ほかやりたいことがいろいろあるので、少しでも早く帰りたいのです。

どうしてもやらなければいけない仕事、誰が求めているのか分からない仕事、今すぐやらなければいけない仕事でなければ、可能な限り、御免被りたいと思っています。


しかし、その同僚管理者は、朝早くから夜遅くまで会社にいる、休みの日も自宅で仕事をする、という人です。

仕事は、できるまでやる、というタイプであり、仕事をやるためには時間をどれだけかけても構わないという考え方を持っています。

ただし、彼は、勤務時間内に全集中しているようには私には見えません。

時々、タバコを吸いに行ったり、どこかの部署へ長話をしに行ったりしています。

要するに、8時間勤務が間伸びして、10〜12時間勤務になっているのです。


「誰が、その仕事を、いつまでに求めているんですか?」と、正面切って、その同僚管理者に対し、問いただしても良かったのですが、彼は、私よりも幾つか年上です。

そして、普段から、私が何か言えば、あー言えばこー言う的な理屈をこねて、責任逃れをし、議論を自分のほうに引き寄せようとする人です。


彼の原則と、私の原則は、大分違うようですので、彼の理屈は、殆ど私にはあまり理解ができません。


私は、結局、敵前逃亡して、その仕事を今やる必要性について、議論することをやめてしまいました。


仕方なくそれから、残っていた部下1人に話をして、彼女にも手伝ってもらい、その時点でできる過去の書類探しや、データベースのフォルダーから、その案件に該当する資料がないか、などの、確認作業をした次第です。

自宅にいる社員一人一人に電話をかけるのは、非現実的なので、それは止しました。


今回の事は、自分自身に主体性がないが故に引き受けてしまった仕事のような気がして、仕事が終わった後も、非常にモヤモヤしました。


こういったケースの場合に、自分の主張を通す方法は、何だろう…。

相手の立場を理解しつつ自分の主張を角を立てずに伝える。

本来なら、そのように主体性を持って、アサーティブな態度を常に取れれば良いのですが、こういった場面に遭遇すると、それができない、実に難しい、と我ながら情けなく感じます。


それにしても、遅い時間にもかかわらず、快く私の確認作業を手伝ってくれた部下には本当に感謝です。