女性中間管理職ソルトの「へーそうなんだ~」日記

中間管理職、主婦業そして母親業やってます。自由に生き、自立した女性を目指し、好奇心の赴くままに生きています。また、またそんなお仲間を増やしたい。フォローよろしくお願いします。

女友達を見て主体的な生き方について思う

10歳年上のお友達2名、AさんとBさんとソルトとの3名で女子会。

平均年齢58歳の女子会。

3名のそれぞれのお誕生日が到来すると、集まって、お祝いと称してご飯を食べる。

 

それぞれ、生い立ちも家庭環境も違うので、その話題は、非常に参考となる。

2名はソルトにとって、10歳以上年上なので、

人生の大先輩でもある訳なので尚更だ。

 

本日は、ステーキのお店が会場。

800グラムの肉を、3名で分け合いガッツリ食らう。

 

Aさん、Bさんがそれぞれ、来し方の思い出を語る。

思い通りにならなかった過去の家庭環境について。

 

Aさんは、社内の事業所の代表まで勤め上げて60歳で退職した方。

現在、ご主人とその母上と同居している。

かつて、ご主人の弟君も同居していた時期があり、

その頃、

義理の母上から、弟君のお弁当まで作ることを

命ぜられ、

仕事をしながら、睡眠時間2時間で乗り切った、

と語った。

 

現在は、ご主人と、認知症が出始めた義母二人の

お世話をしながら、主婦として、三食の支度を

きちんとこなしつつ、生活している。

ご主人は、家事は手伝わないみたいである。

Aさんは、親との同居生活を選び、その代わり

一人娘を義母に預けて仕事を続けることができた。

今は、義母の土地の上に建つ立派な邸宅に住んで

いる。

 

現在、娘さんは立派に成長され、結婚・独立。

 

Aさんの邸宅は、最近リフォームを終え、

住居の心配をしなくていい生活である。

 

対して、Bさんの方は、ご主人とその母上と

同居していたが、その義母がかなり

厳しい人だったようである。

土日に、仕事関係の外出は禁じられていたとのこと。

 

Bさん自身は、優秀なセールスパーソンであったが、

義母が仕事で家を空けることに難色を示したこと

から、仕事を続けて、管理職になる道を諦める。

また、体調も崩したこともあり、結局、退職。

 

現在は、義母から離れるため、ご主人とも離れ、

別居生活をしている。

義母から逃れたBさんは、娘さん夫婦と同居。

正社員の道は諦めたが、同じ社内で期間雇用社員と

して仕事をしながら、休みの日は、多くの友達と

楽しく交流。

娘さん夫婦の孫の世話も含め、忙しいながら、

人生を楽しんでいる。

 

Aさんは、今でも、義母の世話と夫君のわがままさに

悩む場面があり、

Bさんは、正規社員として出世する道を諦め、

昇進していく仲間のことを、時々羨むような発現をする。

 

お二人とも、過去は、家族のことでつらい思い出や、

キャリアが思い通りにならないようなことがあったようだが、

それらは、「自分がどうしたいか」を定め、具体的な行動に移せば、

望む方に変えることが出来た筈である。

 

「そこから、逃げ出す」

「そこから、新たな道を切り開く」

という選択肢を取ることにより。

 

ソルトの場合、配偶者による理不尽なしうちに

15年ほど耐え続けたものの、自分が我慢することは、

何かがおかしいと気づいた。

そうこうするうちに、仕事を続けながら、

一生懸命育てた息子たちが不登校になり、

母親である自分1人が、頑張っても、なんの

改善の兆しがない状況におかしいと気づいた。

 

そして、「配偶者がいる」「持ち家に住む」という

一見すると、「女性として安定しているが如く見える」生活を手放した。

そして、二人の息子を連れて、借家住まいを始めた。

持ち家であった自宅は、元配偶者に譲った。

 

持ち家を失い、パートナーは、いなくなったので、

「女性として不安極まりない生活」と言えば、

そうなのだが、自分らしく主体的に生きる機会は

手に入った。

 

Aさん、Bさん、お二人の話を聞いて、

自分の生活も鑑みるに、

「人生って、結局、トレードオフなんだよな」

とつくづく思う。

 

誰の人生がとびきり良くて、誰の人生がとびきり

悪い、っていうことはない。

何かを諦めた結果、何かを得ることができる。

 

ただ、二人の話を聞いて思ったことは、

優秀な女性が、家族や、何らかのしがらみに

抑圧されて、

持てる能力が充分に発揮できない状況にある、

というのは、社会全体にとって損失である。

 

最近までの日本社会には、そういったことが

沢山あったが、これからは、改善に向かって欲しい

と思う。

 

今のソルト自身の立場で、できる支援・応援を

していきたいと、考える。