女性中間管理職ソルトの「へーそうなんだ~」日記

中間管理職、主婦業そして母親業やってます。自由に生き、自立した女性を目指し、好奇心の赴くままに生きています。また、またそんなお仲間を増やしたい。フォローよろしくお願いします。

部下からパイナップルのボンタン飴をもらってホッコリ。そして思う。

「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。

 

本日は、新しくやってきた女性部下とのやりとりで思ったことです。

 

夜も遅くなり、ようやく仕事が終わる目処がついた頃、ソルトちゃんの部署の若手女子社員が、ソルトちゃんの机のところまでやってきました。

 

ニコニコしながら、ちっちゃな箱を「ワイロです」と冗談めかして差し出します。

見ると、ボンタンアメのパイナップルバージョンでした。

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ボンタン飴は懐かしい。

子供の頃、あの嚙み心地と風味が大好きでした。

ソルトちゃん、モチモチの食感が好きなのです。

柑橘類も大好き。

そしてソルトちゃんは、パイナップルも大好きなのです。

 

だから、彼女が差し出してくれたパイナップルアメの小箱は、ソルトちゃんにとって、どストライク、ヒットの品でした。

ワイロには、ピッタリの品❗️

 

「私、パイナップルもボンタンアメも好きなのよ。ありがとうね。」と、うれしそうに返事をすると、彼女もうれしそうに笑って返してくれました。

 

おかげで、1日仕事をして緊張が続いていた気持ちが緩み、ほっこりしました。

 

彼女は、今年度、新しくソルトちゃんの担当に異動してきた社員です。

そして同時に昇職し、初めて、役職者になったのです。

 

明るく素直です。

普段からニコニコしています。

拗ねたり、人をねたんだり、意地悪な様子は見せない子です。

その性格が、見るからにその顔に表れています。

親御さんの育て方がよかったのだろう、と見ていて思います。

 

しかし、彼女は、任された事務仕事はキチンとできるのですが、時間がこちらの思っている以上にかかっています。

また、役職者として全体を見て仕事をするという振る舞い方には、慣れていない。

はじめての部署にやってきたということもあるのでしょう。

理解できないことや、スピードについていけず、目を白黒をさせている時もあります。

 

そして、仕事が溜まってしまい、それを片付けるために、毎日、帰宅が遅くなりがちです。

 

担当者から、役職者になった時、陥りがちな状況です。

 

彼女は一人暮らしをしてます。

帰宅したら、自分のご飯の世話や、その他家事生活も自分でやらなければいけないのです。

帰宅が遅くなればなるほど、家事を含めた自分のケアがきちんとできない。

そして、それが仕事のパフォーマンスに影響し、さらに効率が悪くなる…。

 

仮に、自分の娘が、そんな生活を毎日続けていたら、「ちゃんとご飯食べてるか?」「ちゃんと睡眠をとっているか?」などと、心配になってしまうソルトちゃんです。

「その仕事は、キリをつけて早く帰るように」「今日の晩御飯はちゃんとあるの?」などと、オカンのように声をかけることもしばしばです。

 

時折、ソルトちゃん自身が、彼女に直接仕事のやり方や、考え方等を教える時もあります。

時間をかけて、丁寧に説明するときもあります。

しかし、時には時間との勝負で、手早く動かないといけない時があります。

そんな時には、状況を見て動かなければいけないため、彼女は、飲み込めず、目を白黒させていることもあります。

ちょっとかわいそうかなぁと思う時もあります。

 

しかし、今のこの時期が、彼女にとって正念場です。

 

本人なりに試行錯誤して、仕事の進め方はどうするとうまくできるのかを身につける必要があります。

これは、今やっている業務についての知識がある、なしのレベルではないからです。

 

全体を見渡す能力。

報・連・相のタイミング。

相手が求めているものを理解し、過不足なく、なるべく時間をかけないように仕上げるコツ…。

そして、自分をなるべく消耗させないコツ。

 

彼女には、単なる作業のやり方だけではなく、そのようなコツについても、必要に応じて伝えていくようにしています。

ただし、彼女本人が、それらの問題について心から何とかしないと、と思った瞬間でないと、こちらが手を差し伸べて教えたところで身に付くものではありません。

 

というか、彼女本人が自分で解決策を見いだすのがベストです。

そのためには、本人が真剣に悩んで真剣に答えを見つけることをしてほしいと、思っています。

 

まだまだ女性の役職者が少ない我が社です。

だから、めげることなく、伸び伸びと、いい感じに育っていてほしいと思っています。

自分の生活も大事にしながら…。

 

そんな彼女がソルトちゃんにくれたちっちゃな箱は、嬉しいものでした。

彼女も夜遅くまで仕事して疲れていて、余裕もないのに。

ニコニコとしながら、上司のところへやってきて、ちょっとしたお裾分けをしてくれるその配慮を嬉しく感じました。

こういう所が、彼女の良いところだと思います。

 

男性部下なら、こういった配慮は、絶対しません。

直属の上司にならいざ知らず、その上の上の上司の所へ決裁ください、以外の用事では、そうそうやって来ませんから…。

 

でも、これは、指導に手心を加えてくれ、という意味の本当の意味でのワイロなのかしらん…。

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