女性中間管理職ソルトの「へーそうなんだ~」日記

中間管理職、主婦業そして母親業やってます。自由に生き、自立した女性を目指し、好奇心の赴くままに生きています。また、またそんなお仲間を増やしたい。フォローよろしくお願いします。

坊さんではなく尼さんから仏の教えを聞き、心のあり方について腹落ち、気持ちがシャキッとなる(その3)

ふとしたことでお坊さんの仕事、仏の教えに興味を持ち、

尼さんによる仏教講座に参加。

名古屋市にある慈雲寺のご住職、宮田隨麗住職による説法を聞く。

 

宮田住職による仏教の考え方を聞き、仏教の考え方で
今、自分が抱えているあらゆる悩み事が
クリアになるような心持ちがしてきた。

正直、仏教をマスターすれば、もっと
ラクになれそう、とも、思った。

 

仏教は、
「生きていることは苦」
というのが基本的考え方なんだそうな。

だから、背負っている物をバランス良く見つめる
知恵、勇気が、仏教なのだそうな。

そして、仏教は、「絶対的な幸せ」を求めることを
目指している、
という。

 

昔、30代のソルトに対し、
「世の中のことは、ほとんど思い通りにはならないと
思っていれば、諦めがつく」と、
言う職場の先輩がいた。

 

当時は、
世の中のことをそんな風にネガティブに捉えてしまうなんて、

なんてつまらない人なのだ、なんて弱腰なんだろう、
と、
残念に感じた。
また、自分はそんな風に世の中を捉えたくない、

すべてを楽しいものと考えたい、と、反発心も覚えた。

 

50になるまで人生を生き、マインドフルネスをかじった今なら、

「生きていることは苦が前提」というのは理解できるような気がする。

だからこそ、世の中の出来事に、
いちいち一喜一憂するものではない。
ありのままに捉え、必要以上に心を動かして、

不安定になる必要はない。

という理屈が、理解できる。


仏教は、
幸せになることを目指している、
ということについて、
ソルトは、異論がない。

しかし、多くの人が考える「幸せ」が、
意外と危ういものの上に成り立ちがちなのである。

相対的評価的な。

 

例えば、

〇〇と比べて、自分は幸せ、
人の不幸を見て、自分が幸せ、

と、優越感から、感じる幸せみたいな。
これは、ホンモノの幸せではない。

 

でも、人は、他者や何かと比べて、
「自分は幸せ」という評価をしてしまいがち。

 

絶対的な基準で幸せになれる
ことを仏教では目指している。

 

よく、ソルトは、仕事をしている中で、
上司や同僚管理者から受ける不条理な仕打ちに、
「ついていないなあ」「運が悪い」「不公平」
と、自分の不幸を悩む時がある。

また、子どもたちが有名学校に合格した、

子どもが就職したという人の話を聞いて、
自分の子ども達が、入試も就職も

うまくいっていない状態に
ひどく劣等感を覚える時もある。

そんな時、自分を不幸だと思っている。


反対に、ソルトに意地悪をする同僚管理者が

困っている場面を見て、「ざまあ見ろ」という

気分で、胸がスカッと愉快になることがある。


災害で、家をなくした人々を見て、自分は
住む家もあるし、普通に生活できて幸せだ、

と思ったりもする。

そんな時、多幸感が心のなかにあったりする。

 

こういった心の動き方は、仏教としては、
間違いなのである。

人と比べて、自分の幸不幸を判断している。

 

いけない、いけない、とソルト、反省する。

 

また、仏教は、一人になること、

他人に分かってもらえない寂しさを
否定的には捉えていない。

 

人は一人。孤独は幸せなのだ。

 

人との関わりによって、幸せを得ることもできるし、
互いに切磋琢磨することもできるが、

人は、死ぬ時は、誰かを連れて行くことも、
何かを持って行くことはできない。
元来孤独なのである。

 

また、誰かと群れたり、つるんだりすることにより、
自分で考えることをやめ、
思考停止になってしまう危険性がある。

会社の中、なにかのコミュニティの中に属していると

その中で物事を判断してもらえることから、

自分で考えることを怠ってしまうことがある。

 

一人で考えること、判断することの大切さ。

一人になることを恐れない。

 

これも目からウロコな教えである。

 

ソルトは、お友達付き合いが億劫と感じたり、

自分のペースを乱されることを嫌うことから
一人でいること好きなのだが、そのことに罪悪感を
覚えていた。


だから、そんな考え方は間違ってはいないのだ、と

お墨付きをもらえたようで嬉しく思った。

 

こうして、日々のもやもやを、整理する術を

仏教の教えを聞きながら学んで行けそうな心持ちになり、

期待をするソルトであった。

 

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