ウェルビーイング(well-being)について学びました。
幸福学の研究で有名な慶応大学の前野隆司先生によるセミナーです。
ウェルとは、「良好な」
ビーイングとは、「状態」
の意味です。
「良好な状態」ということ。
何が良好かというと、
1体が健康
2心が幸せ
3福祉(社会的な状態)が満たされている
の三つです。
これらが三拍子揃って良い状態が、
幸せになるための近道とのことです。
だから、気持ちがハッピーな状態、なだけとは、
違います。
真の幸せは、気の持ちよう・感情的な要素だけではないということです。
前野先生は、幸福であることにより、
人間のパフォーマンスが上がることに
ついても説明をしています。
1980年ごろからのいくつかのアメリカの研究で、
幸せな人とそうでない人と比べ、
♯創造性は3倍高く
♯生産性は31%高く
♯売り上げは37%高い
♯欠勤率は41%低く
♯離職率は59%低く
♯業務上の事故は70%低い
などの数字が出ているとのこと。
もちろん、幸せな人は長寿です。
7.5年から10年ほど長生き。
だから、幸せにならないという選択肢は無い、
というのが前野先生の説明です。
その理屈には、そりゃあそうだよね。
と、納得です。
誰もが、幸せの追求をするべきかと思います。
それは具体的には、
体を整えて健康になる
心も落ち着いて、幸せな気分になる
社会的に自分の居場所を見つけて活躍する
ということを、バランスよく追い求め、
良い状態を保ち続けることです。
ソルト自身もそうありたいし、
ソルトの周りの人々にも、そうあってほしいです。
会社で管理職として仕事をする意義は、
単に会社が求める作業だけを、早く・的確にやってもらうことではなくて、
社員のみんなが、ウェルビーイングな状態になるような働きかけや応援を、根気良く行い続けるところにある、と思いました。
ただ、これは自分1人だけで頑張っているだけでは、出来ないことです。
上司・同僚など、周りを巻き込んで、うまくやっていきたいと思います。