なんとなくわかっているようなことでも、
それでも、時折、専門家に聞くという選択をすることは重要であると実感。
日々のマンネリを変えるきっかけとなる。
「ひきこもり」の原因と、その対策についてのことである。
住んでいる自治体が主催する
「ひきこもり」の勉強会に参加。
我が家では、中学から不登校~20歳を過ぎた今ひきこもりの子供がいる。
今、始まった問題ではないし、
親としても、この状態に慣れっこになっている、
今、焦っても解決策が転がり込んで来る訳でもなし、
ということで、しばらく大きな対策は、
長らく取っていなかった。
これまで、
不登校に関する本を読み、
知り合いや友達への相談、
学校、自治体、医療機関などへの相談、
など、
いろいろやってきた。
だから、自身の中に、ある一定の知識は
あると思っていた。
だけど、説明を聞いて、改めて、親として、
自分のあり方について、もう一度考え直す
必要がある、という気付きを得ることができた。
今回、私自身が、なるほど、と、思った説明は、
以下の7つである。
①ひきこもりとは、辛い出来事から生じる否定的な感情を避ける行動。
パワーがなくなって、自分を守る行動。
弱っている状況。
4分の1ほどが、発達障害による生きにくさを感じてひきこもりとなっている。
③本人にとって、価値ある出来事を体験することが、回復への道となる
楽しい出来事や良かったという肯定的な感情により、心の中でゆとりが作れる。
④家族は、どうしても顔を合わせると説教・問いただす言葉を言ってしまう。
これにより、本人は更に警戒心を抱き、更に家族を避けるという悪循環となる。
ひきこもりは、パワーがなくなって、弱っている人なので、叱咤激励ではなく、何気ない会話をすることが必要。
「あんたのためを思って、、、」という
言葉はNGなのである。
⑤やっていけないことでなく、して欲しいこと、を伝える。
家族は、ついつい、できてないことにフォーカスして、それを口に出してしまいがち。
いけない例×
「自分の食べたものくらい片付けて」
望ましい例○
「食べたものを流しに運ぶことができたね」
褒める時も、叱る時も、具体的に、どの行動がそうなのかが、わかるような言い方をする。
話す時は、長々、くどくどと話すのでなく、短めに。
⑥先を心配して、親が先回りをしない。
本人が困るからと考えて、親が行動することをやめる。
困ったことがないか、何をして欲しいか、を本人に言わせるようにする。
共依存とならぬように気をつける。
⑦ひきこもりのために、家族が生活のことで我慢をしない。
家族自身の生活を豊かになものとする。
もしも、私と同じような事情で、悩んでいる方、
長期戦でなんとなく日が過ぎてしまっている方
は、一度専門家の話を直接聞くという行動を
取られることを、オススメしたい。
子供に変わってもらう、というより、
親の行動を変え、気持ちをラクにする
視座を変えるヒントが聞けるかもしれない
からである。