女性中間管理職ソルトの「へーそうなんだ~」日記

中間管理職、主婦業そして母親業やってます。自由に生き、自立した女性を目指し、好奇心の赴くままに生きています。また、またそんなお仲間を増やしたい。フォローよろしくお願いします。

次男坊に、「どうして学校に行かないのか」と尋ねて、息子の苦しみを改めて認識する

通信制高校2年生に進級した次男坊。
休学したりして、今、20歳。
先日、月1回のスクーリングのために登校。
しかし、授業中の途中で教室を飛び出し、帰ってきた。

 

理由を尋ねると、「つまらなかったから」。
そして、「もう、学校やめる」と。

 

私は、意味が分からない。
昨年、学校に復帰した時は、「高卒資格を取る」って言っていたのに。

次男坊に、そう言うと、「あれは、お母さんが高卒資格を取れと言ったから」と。

 

次男坊は、小中学生の時、教室を飛び出すことを、しばしばやらかした子供だった。

 

中1から不登校に。
学校に通うこと、人に会うことを極度に嫌がり、
高校は行かないと言っていたが、
紆余曲折を経て通信制高校への入学を決意。

しかし、それも一年続かず。休学。
昨年春に、一年生から復学したところ。

 

このまま3年間無事に終わって、卒業して人並に高卒資格は取って欲しい、と、
思っていたが、そうは問屋は下ろさない。

 

「またか」

私は暗澹たる思いとなる。

 

「去年、高卒資格を取る」って言って、学校に復活したじゃない。どうして?」と尋ねる。

「お母さんに言っても、無駄だ。言っても反対されるから。」
と、頑なに理由を言わない。

 

説得して、自分の気持ちを話すように促す。

 

次男坊は、私にくるりと、背中を向けて、

・学校の教室に入ることが、苦痛。
・昨年度末、丸一日学校で試験を受けた時、
とても苦痛だった。
・頭がおかしくなりそうだった。
・お母さんには、分からないだろうけど。

と言い出した。
服の袖で、涙を拭きながら言う。

 

「学校の授業がつまらない」「高卒資格はいらない」「(収入がなくて)生きられないなら、生きられるところまで、生きられれば、それで良い」

と、次男坊は、よく言っていた。


しかし、問題は、これだったのだ。

彼は、じっとしていることが苦手である。
発達障害の典型的な特徴だと思い、かつて検査を受けさせようとしたこともあった。
しかし、私が、やっとのことで、予約をした心療内科で、彼は、検査室に入ってから、数分で、検査室から出てきてしまった。

 

理由は、言わなかった。

 

検査すらも、我慢して受けられないのである。

・教室
・学校
・人と会うこと
・じっとして興味のないことに取り組む

これらは、本人にとってかなりの苦痛のようである。

 

通信制高校なら、最低限の登校で済むので、
何とかなるだろう
・月一の登校くらいなら出来るだろう
・高校の卒業資格だけは取得してほしい

というのは、親の過度な期待であった。


それらは、本人が、
「もしかしたら、自分は変われるかもしれない」と、期待をし、
「母親の期待に応えないといけない」と、

無理をして、取り組んでいたことが、


この日の次男坊の言葉で、よくわかった。

 

これらすら我慢ができないとなると、
ここは何か別の対策を要する事態である。

 

目を赤くして泣き腫らしてしている次男坊と、

なおも会話を続ける。

 

・学校に率直に、今の状況を話して相談する。
メンタルクリニックなど、専門機関のアドバイスを受ける


などの対策に対し、次男坊は、期待を抱いていないことが、本人の言葉から分かった。

 

また、彼が子供の頃に、私が投げつけた言葉を、

ずっと覚えていて、傷ついていたことも話してくれた。
それは、私が全く覚えていない出来事のやり取りであった。

親として未熟であるが故に、子供に言ってしまいがちな「お前なんか私の子では無い」という言葉である。

 

子供は子供で、色々傷ついていたんだなぁ、と改めて気づく。

 

人は、親子でも、話をしないとわかりあえない。
また、親として、良いと思ってたことが、結果としてかなり裏目に出ている。

ということも実感。

 

次男坊は、

人に対する不信感・現状への諦めの気持ちがある反面、

誰かに頼りたい・なんとかしたいという気持ちが、言葉の端々から見え隠れする。

 

約1時間半ほどのやりとりが終わり、
「今どんな気持ち?」と尋ねるも、
「何も変わらない。」との返事。

明確な解決策が出ないまま、その会話が終わった。


ただ、話をしてくれたことについては、

この状況改善のためには、一歩前進なのかな

とも思う。

いや、そう思いたい母親であった。

 

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