女性中間管理職ソルトの「へーそうなんだ~」日記

中間管理職、主婦業そして母親業やってます。自由に生き、自立した女性を目指し、好奇心の赴くままに生きています。また、またそんなお仲間を増やしたい。フォローよろしくお願いします。

6 年以上不登校を続けた次男が、何と、アルバイトを探してきた!ソルトちゃん、ビックリ。

中学1年の時から不登校となり、長らく外に出ることや、人とのやりとりを拒んできた19歳の次男。

世間では、大学2年生相当の歳である。


学校にいかなくなった最初の頃は、母親であるソルトちゃん、次男に怒ったり、嘆いてみたり、恥ずかしく思ったり、親として自分の何がいけなかったのだろうと我が身を責めたりしていた。

しかし、6年も不登校児の母をやっていると、慣れたもので、近頃では、さほど気にならなくなってきているのである。


2021年に入った頃から、次男の中で気持ちの変化があったようである。

1人で、外に出て、かなりの距離を歩きまわるようになった。

片道30分位の距離は、平気で歩いて散歩に出かける。

自動車免許を持っていないから、徒歩と電車に乗って動き回る。


そんな中で、世の中で様々な働く大人達とのやりとりがあったようである。

ソルトちゃんの家にも、ソルトちゃんのお友だちが家庭訪問に来てくれたことがあったが、そのお友達たちにも、次男、いろいろ質問をしていた。

それが、本人の立ち上がろう、という気持ちとうまく合わさったようである。


2022年、今年の4月から、次男は、所属している通信制高校への復帰することを決心した。

学校のことを言うと、だんまりを決めこんでしまうような今までの反応からして、てっきり、「もう、退学する」と言い出すかと思いきや、「復学する」といったのである。

どういった心境の変化が、そうさせたのであろうと、大いに驚いたソルトちゃんであった。


しかし、今度は、更に前進し、アルバイト先を自分で探してきた。

引越屋の作業応援スタッフである。


次男、最初は、大手ファーストフード店Mと、カレーチェーン店Cに電話をして、採用申し込みのエントリーをしたようである。

電話を自分からする、ということなども、こないだまでは、できなかったのに…。

かなり、勇気がいったことであろう。

電話口で、正直に、高校を3年以上休学していることを申し出たことにより、2社とも断られたようである。


親として、せっかく立ち上がろうとしている我が子が、誰かから拒絶されたという事実は、胸がふさがる思いではある。

しかし、雇い主からすれば、そこは間違いなく引っかかる事項であろう。

人物を見る以前に、学歴とか、真面目にコツコツと学校に通うことがまずは評価される風潮は、長年の根拠があっての人物選定制度なのであろう。


2社の人事担当には、「お宅、損をしてまっせ、ウチの子は、気が利くし、よく働きますよ!」と、言いたくなる。


そこでめげて、もう歩みを止めるかと思いきや、次男、今度は、大手引越会社に応募をしたようである。

そこに面接に行くためには、住民票記載事項証明書がいるらしく、それも、私にいろいろ尋ねながら、1人で役所まで行って、難なく取得をしてきた。


そして、本日、面接に行ったようである。

誓約書だとか、雇用条件とか、勤務する上での注意事項を記載した紙を、受け取って帰ってきた。

その会社の引っ越し助っ人要員としてエントリーをしてもらったようである。

なんだか、エラくあっさりした感じで決まった。


本人の弁によると、志望動機や、過去の職歴等を、根掘り葉掘り聞かれるような、面接らしき面接ではなかったようである。

雇用形態も、いわゆる、日雇い的な感じのようである。

勤務ができる日に、引っ越しのシフトに入れてもらえれば、お仕事成立であり、必ずしも自分の希望する日に仕事が入る訳ではないらしい。


次男本人は、「ブラック企業だよ」と言ってはいるものの、採用してもらったこと自体については、まんざらでもない模様。

自己負担で入手する安全靴と軍手を、自分1人で店まで出向いて買いに行き、私が仕事から帰宅したときには、ちゃんと揃えてあった。


次男よ、よくやった!頑張ったね!と言いたい。

いや、ちゃんと言いました。本人に。


さて、早ければ明日から仕事が始まるようである。

どうなるかな…。

ヤキモキするソルト母ちゃんである。