女性中間管理職ソルトの「へーそうなんだ~」日記

中間管理職、主婦業そして母親業やってます。自由に生き、自立した女性を目指し、好奇心の赴くままに生きています。また、またそんなお仲間を増やしたい。フォローよろしくお願いします。

深蒸し、火入香って、何?緑茶の飲み比べセットをキッカケにようやく理解

「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。

 

日本茶、いわゆる緑茶を、毎朝飲むようになって、5年ほど。

 

仲の良いお友達が、毎朝緑茶を一杯淹れて飲む様子を見ていて、粋な感じがし、いいなぁ、素敵だなあ…と思いました。

それから、真似をするようになったのがきっかけ。

 

それまでは、ウーロン茶とかプーアール茶とか、麦茶とか、湯をグラグラ沸かして、茶葉に、ザッと一気にかけて抽出する類のお茶。

 

そのほうが簡単でたくさん飲めるし、忙しいから効率的、ってな感じでした。

 

現在は、毎朝お湯を沸かして、ある一定の温度まで冷まし、緑茶を丁寧に飲むことを習慣にしております。

 

緑色が大好きなソルトちゃんにとって、緑茶は、自分の性に合ってるような気がします。

 

低めの温度で出した緑茶は、アミノ酸が抽出され、お砂糖とは違った微妙な感じの奥ゆかしい甘みがあります。

 

また、淹れた時、とてもきれいな緑色が出た時は、なんだかそれだけでとても嬉しくなります。

 

低めの温度とは、ソルトちゃんの経験値で言うと、60度位の温度です。

70度では、まだ、甘みをじっくり出すには温度が高いと感じます。

80度や、90度では熱すぎる感じがします。

 

しかし、実は、緑茶のことを、あんましよくわかってないソルト。

煎茶とか玉露とか、やぶきたとか、静岡茶とか、深蒸しとか、八女茶、、という言葉の意味を、正確に説明することができない…。

 

「なんだか、緑茶の雰囲気と、味が好き。詳しい事は分かりませんけど。」っていうレベルです。

 

日本茶に関する本を買ってみて、疑問が生じたときには、時間のある時にページをめくって調べてみるのですが、それでもいまいち理解が進まない…。

 

そんな中で、先日、訪れた静岡県のJR島田駅の改札の隣にある売店でこんな商品を見つけました。

 

日本茶飲み比べセット。

 

 

 

「日本酒飲み比べセット」ではありません。

 

このブログは、音声入力で書いているのですが、最初、「ニホンチャノミクラベセット」と言ったら、「日本酒飲み比べセット」と変換されて出てきました…。

 

これは、蒸す、火入れ、の二つの工程に変化をつけた4種類の茶葉が30グラムずつ、そして、それらを、自分で好きなようにブレンドするための空っぽの缶が一個付いているセットです。

 

JR島田駅のガラス窓に描かれていた緑色を基調にした不思議なイラストたちとロゴ。

 

 

 

そのロゴが印刷された茶葉のパッケージが、可愛らしい感じ。

茶葉の種類ではなく、加工の工程を区別して商品化したマニアックな感じの特性。

これらに惹かれ、スルーし難くなり、購入して帰ってきました。

 

しばらくの間、毎朝、この4種類のお茶のうち、いずれか一品を選んで、飲み続けました。

4種類のお茶の説明書。

f:id:saltchan:20220903160807j:image

 

説明書にある通り、70度のお湯で淹れて飲み続けました。

 

結果、「違いがわかる女」になったかと言われると、完全ではありませんが、なんとなくわかったような気がしたところで、茶葉が尽きました。

 

ここで、ソルトちゃんが茶葉を加工する工程について、理解したことについて紹介いたします。

 

茶葉を加工する工程は、大きく分けて2つあります。

 

一つは、お茶の生産農家さんが行う作業。

これを、荒茶を作る作業といいます。

 

二つ目は、その後に行う工程で、お茶の加工業者さんが行う作業。

これを、仕上げの作業といいます。

 

「深蒸し」という種類のお茶は、お茶の生産農家さんが行う荒茶を作る工程の1つから、できあがるものです。

 

つんだばかりの生のお茶葉が、酸化して痛まないように行う作業、これが「蒸し」です。

文字通り、茶葉を蒸す作業です。

普通は30〜40秒程度のものを、深蒸しの場合は60〜120秒ほど、若干長めに蒸すものです。

長めに蒸したものを「深蒸し茶」と呼びます。

深蒸し茶を淹れると、とてもとても濃くて深いキレイな緑色が出ます。

 

 

そして、「火入れ」という工程、そして、「火入れ香」と呼ぶ香りがあります。

 

この仕入れは、お茶の加工業者さんが行う作業によるもので、生産農家さんが作った荒茶を乾燥させる作業のことです。

 

この作業により、お茶に香ばしい香りがつきます。

温度が高ければ高いほど、香ばしい香りや風味がつきます。

温度が低ければ、茶葉本来の香りが残ります。

 

緑茶を飲んでいて、緑茶の割には、なんだか香ばしいなぁと思うものが過去にありましたが、この説明で、あーこれは火入れの温度が、高いことによるものなのだ、と、ようやく理解ができました。

 

以上、島田の緑茶飲み比べセットを買って飲んでみて、加えて、今までに購入したテキストを読み直して、理解したことです。

 

学習とは、文字で読むだけでは、身に付かない。

実際に見て、やってみて、味わってみる、五感を使うことにより理解が進む。

 

今回購入した緑茶セットは、「あーおいしかった」ということだけでなく、学ぶこととはどういうことか、ということを、身をもって実感できた次第です。

こういった学習こそが、楽しく人生を豊かにするものなんだろうな、と、思いました。

 

なお、この緑茶セットについて、ネットで調べてみましたが、思ったほど情報があまりなくて、根気よく調べてみたら、通販でも購入することができることがわかりました。

島田市緑茶化計画オリジナル緑茶ブランド「Green Ci-Tea Vol.1」

 

 

 

また、島田市へのふるさと納税を10,000円以上することによって、いただくこともできます。

ふるさとチョイスのホームページ

 

 

いい物なので、もう少し販売促進のためのPRをするといいのに…と思いました。

 

【参考文献】

日本茶のすべてがわかる本(農文協)

 

 

新版 日本茶の図鑑 (株式会社マイナビ出版)