私はかなりの緊張しいである。
また、焦って、心が動揺し、頭のなかから次にすることが吹っ飛んでしまう事もある。
それから、1つの仕事をやり始めると、際限なくやり続けてしまい、気づいたら息を詰めてやってしまっていて、苦しさを覚えハッとなる事もあったりする。
そんな調子で、よくも管理者が務まるなぁ…と思われるかもしれないが、それでも通算6年やっている。
人様には、そんな事は漏らさないので、どうやら、私が気弱でメンタルが弱い事は、ばれていないようである。
しかし、なんとか6年やってきたが、ずっとこんな具合が今後も続くと、困りものである。
こんなに緊張しながら、不安になっていることが、多いと、自分自身の本来出せるべき力も出せない、また、体に悪いだろう、と心配になることもある。
こういった癖は、治したいところである。
そんな中、新聞の広告欄に小林 弘幸先生の「整える習慣」のタイトルが目に留まった。
タイトルからして、「私のためにある本じゃないの!」と思って、早速Kindle本で購入。
整える習慣 (日経ビジネス人文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/B08VDRK22H/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_X6VE1A163RXYZ4G7WSPR
読む、というか、アレクサアプリに読み上げてもらい、耳で聞く。
耳で聞く読書は、本を読む時間が中々確保できない勤め人私には、ぴったりの方法である。
歩きながら、家事をしながら、風呂に入りながら、耳がお留守の時にインプットし続けられる。
アレクサは、至極便利。
この本では、普段の日常生活の中で、心やカラダを良いコンディションに整えるための習慣で、身近なところから取り組むことができることばかり、108の習慣が、小林先生自らの経験などを踏まえ紹介されている。
医師として、落ち着いた仕事をするためのノウハウも含まれていて、そういった点でも興味深い内容であった。
マインドフルネス瞑想か、感謝をする、とか、体を動かすとか、私自身が普段から実行していることも幾つか紹介されていて、それについては方向性は間違っていないことが確認でき、ほっとする。
それ以外で、「なるほど、これは意識していなかった!」と気づかされたことと、感じたことについて、以下にまとめた。
①自律神経は一旦乱れると戻るのには3~4時間かかる
これには、大変驚いた。そんなにもとに戻るのに時間がかかるのだと。
一旦緊張したり、動転したり、ついつい声を荒らげて怒ってしまったりした後、気持ちがなかなか落ち着かない時がある。
これはそういうことだったのかと納得。
自律神経は、とにかく乱さないよう乱さないように、常日頃から気をつけることが重要。
②朝はゆっくり、通勤時こそゆっくり、リズミカルに歩く。
私にとって、朝は1分1秒が惜しい。
少しでも沢山睡眠を取りたいし、起きたら、筋トレし、家事をやったり、弁当の支度をしたり、、、、と、あれこれある。
なかなか出かける支度が進まず、気づいたら、電車に乗る時間が迫っている。
慌ててバタバタと荒っぽく動いたり、駅まで小走りしてしまうことがある。
これはかえって逆効果だということを理解。
だけど、体を動かすこと自体は、大事とのこと。
階段上りとか。
③誰も信用しない
この言葉だけだと、なんだかとても頑なで、寂しい感じがする。
そういうことではなく、相手に過度に期待しない、と言う意味である。
人に期待しすぎたりすることにより、その期待通りに相手がしてくれなかったら、これまた自分の自律神経が乱れてしまうことになるからである。
何事も、自分の責任において起きている、他責でなく自責という考え方をしなさいという意味である。
④カバンの中を探して焦る瞬間に、自律神経はもう乱れている。
スマホとか、ペンとか、カード入れなど、よくカバンの中に手を突っ込んで、ごそごそすることがある。
確かに、時と場合によっては、見つからないことに焦る自分に気付いたりする。
そんなことで、もうすでに自律神経が乱れているのだと、小さな驚きである。
だからカバンの中には、何をどこに入れるのか決めておき、使いやすいよう管理をするべき。
⑤尿が黄色い時は、水をを多めに飲む、尿をたくさん出す
これは、単なる水分不足だと思っていた。
この水分不足と言うのかま、カラダの調子を悪くするようである。
会社での仕事を、根を詰めてやっていると、お手洗いに行くことをすらすっかり忘れている時がある。
我慢できずに、お手洗いに行った時、尿が妙に黄色くて臭う時がある。
こういうのも、自律神経にとっては、いかんのだなぁと理解する。
⑥朝の良い習慣よりも、夜の良い習慣の方が大事
夜は、スマホいじりや、SNS、テレビ視聴などのガチャガチャとした時間ではなく、30分程度、自分自身のためのゆったりとした時間を取る。
誰かとやりとりするんじゃなくて。
30分の自分だけの時間を取ったら、更に、一日を振り返るための5分から10分の時間を取り、うまくいったこととかうまく行けなかった事を思い出す。
うまくいかなかったところは、こんな行動をとったほうがよかった、というベターな行動を思い描き、ネガティブな記憶を上書きをする。
⑦翌日が、整えられた良いスタートを切れるよう、着る服も含め、前の日に翌日の1日の流れを軽くシュミレーションしておく
よく考えたら、私は時間の見通しが甘く、時間の使い方がとても下手である。
これは、直ちに実践すべきことだと思った。
小林先生は、着る物は、ワイシャツは白に、スーツは黒に決めているとのこと。
定番化している。
スティーブ・ジョブズとかみたいに。
ちなみに、私は、エアークローゼットで着る服を決めるエネルギーを省略している。
⑧次にやることを、一個だけ決めておく
マルチタスクだと、気持ちがあっちに行ったりこっちに行ったりしてしまうので、シングルタスクに努める。
⑨黙る、怒りが湧いてきた時、人の噂話をしたくなった時は、それを口に出さない
自分がネガティブな感情になってきた時は、とにかく黙るとか、知りませんねえ、と言うようにし、しゃべらないようにした方が良い。
怒ったり、悪口を口に出すと、それでも自律神経が乱れてしまうとのことである。
会社で1日中仕事をしていると、腹ただしく思うことが、多いが、どうも、部下や上司のグチは言わないのが、得策のようである。
もう少し、大人になろう。
以上、9つのことを挙げてみた。
この本を読んで気づいたことだが、自分自身は、時間の使い方があまりうまくない。
そこに、自律神経の乱れやすさの原因があるのだろうな、ということである。
段取りが9割とか、言ったりたりするが、それが、心を落ち着かせるための一方策なんだろう。
当たり前と言えば、当たり前なのであるが。
その辺について、結構、ないがしろにしている人は多いと思う。
私と同じように、焦ってよく不安になってしまう方がいらしたら、読んでいただきたいと思います。
あなたにとっても、少しでもココロを穏やかに保ち、日々の仕事のパフォーマンスを上げるためのヒントとなる習慣が、この本の中にあれば幸いです。