先週末に、長男との諍いで、親としての在り方にハッと気付かされてガックリとした私。
【前回の経緯】
https://saltchan.hatenablog.jp/entry/2022/03/13/213525
翌朝、お天気の良いお休みの日なのにもかかわらず、気分が相変わらず晴れないままでだったため、次男と連れ立って近所のカフェへ行き、その後、散歩に出かける。
長男との小競り合いの顛末について話す。
もう、親の威厳もへったくりもない。
単なるグチと不安を吐き出すオバさんの体である。
私の話を黙って聞いていた次男。
以下のことを、静かに言う。
・死にたいというのは、一時的なものだろう。
・気持ちをもう少し出し合ったらどうか。自分が大変だということをもう少し言ったほうがいい。例えば、「お母さんは今日は仕事で帰りが遅いから、ご飯を作って欲しい」とか。
そういう大変な気持ちを言わないから、いきなり強く言ってしまうのだ。
・家族内で利用しているSkypeのグループチャットとか、Googleの予定表等で、気持ちや予定を共有しあった方が良い。
・共有するその前に、そういった使い方をする、ということを言っておくように。
なんて、的確なコメントするのだろう、と、驚いた。
次男は、人と関わることが苦痛、と、いう理由で不登校の状態が続いている。
近頃、調子が上向いてきて、家事もよく手伝うようになった。1人で外に出ることもあるようである。
次男は、先日、来年度から学校に復帰することを決心した。
人と関わるのが苦痛、と言っていたが、人の話をきちんと聞き、客観的に物事を見ることができているのだな、と感心する。
今年の4月から、18歳はもう成人、という扱いになるようだから、18歳とは、それぐらいのことを考えて、話すことができるのが、当たり前なのかもしれない。
それでも自分が18歳の時にそれができたかどうかは定かではない。怪しい。
前の晩に1人の息子に、ガーンとやられ、翌日もう1人の息子から、想定外の慰めを受けた。
家族というのは、こうやって気持ちをぶつけあったり、持ちつ持たれつするものなんだな、と、妙に納得した次第である。
中々社会に出られず、ずっと手のかかる子供だと思っていた子供が、気付いたら立派に大人として育っている事に気づくことができ、親として嬉しく思う。