女性中間管理職ソルトの「へーそうなんだ~」日記

中間管理職、主婦業そして母親業やってます。自由に生き、自立した女性を目指し、好奇心の赴くままに生きています。また、またそんなお仲間を増やしたい。フォローよろしくお願いします。

長男に「生きているのがツラい」と言われて大いに動揺する

先日メンタルクリニックに行き、「やる気が出ない」とのたまった長男。


やる気が出るために、母としてできる事はないか、と、いそいそとしている私。


長男が通う専門学校の先生への報告も必要であることから、昨夜息子に、「ちょっと話があるんだけど」と問いかけ、対話。


「学校のことをどう考えているの?」と、たずねる私。


今、専門学校で数名の仲間と取り組んでいるチーム制作への再参加は、やっぱりイヤらしい。


この3月で卒業するつもりなのか、それとも1年延長して学校に残り、学びながら就職先を見つけるのか、と、尋ねると、「うーん」と言って、明言しない。


「うーん」と息子が言う時は、大抵、答えを言いかねる場合である。


「困ったなぁ…」と思っていると、長男、突然、

「生きているのがめんどくさい、死にたい」とのたまう。

 

声には出さないものの、内心、
「は?!(驚愕)」と私。


「2年前から。学校に一生懸命行ってみたが、自分で思ったほど頑張れなかった。」と長男。


「『自分で思う頑張れる』っていうのは一体どういうことが、頑張れる、なの?」と、恐る恐る私。


「卒業して、自立するということ。」と長男。


「しまった!」と思う私。


どうやら、専門学校に通うようになってからの約2年間の間に、大人の価値観を彼に、押し付けて、刷り込んでしまったようである。


なおも、長男の話を聞いてみると、彼の話は以下の通りであった。

・学校でやっていくのは、苦しい。

・苦しいというのは、人と喋るのが、人と合わせていくことがである。

・前にも、専門学校でチーム制作というのをやった時は、表面は取り繕って仲間とやりとりしてみたけれど、苦しかった。

・中学校の時からそうだと思う。人に気を使わなきゃと思ってから難しくなった。

・生きているよりも死んだほうがいいと思う。

・辛いというのがめんどくさい。


全く以て、親としてはショッキングな話である。


人の気持ちに波はあるので、彼が、長い長い不登校の期間を経て、専門学校に入学してからの約2年間、本当にそのような思いを常に抱えていたのかどうかは、わからない。

ただ、今の自分の状態ではいけないという事は、本人は痛いほどよく自覚しており、そして、生きづらさを感じていることは理解できた。


長男がぽつりぽつりと話すことをひと通り聞いた後、「私が手助けできる事はないの?」と問うと、「ない」とのこと。


「こんな話をすると、嫌な気持ちになるだろうから。」とのこと。


またしても、ガーンである。


親として息子を助けることができない、そして息子も親に助けを求めることを望んでいない、それから、親に迷惑をかけてしまっていることを気に病んでいる、ということについて、ショックだった。


今夜は、ショッキングなことを立て続けに知ることとなった。

それでも、だんまりを決め混んで何も言わなかった長男が、このようにして自分の辛い心情を吐露することができたということについては、喜ばしいことだと思い直す。

 

他人様と比べると、ずいぶん、ずいぶんと、遅くはあるが、少しずつ、少しずつではあるが、長男は、成長していると母は思う。

 

子供の頃から、大人になるまでの間、人に交わること、人に本音を話すことについて苦痛を感じていた自分の過去を思い出す。

 

これから、どうしていこうか、私に何ができるか…、それは、また明日考えよう。

 

幸い、今の私には、この状態を相談できる仲間がいる。

孤独を好んでいた私でも、人との交わりにより、救われることが思いの外沢山あることを、この歳になってようやく理解できるようになった。

 

長男もいつかそのことがわかる時が来ることを、期待したい。