女性中間管理職ソルトの「へーそうなんだ~」日記

中間管理職、主婦業そして母親業やってます。自由に生き、自立した女性を目指し、好奇心の赴くままに生きています。また、またそんなお仲間を増やしたい。フォローよろしくお願いします。

静岡市内で停電を経験し、電気が使えないとはこういうことかと理解する。

「毎日1ミリ前進!」を目指す女性中間管理職ソルトちゃんです。
 
昨日から今日にかけて、電気がない生活とは、どういうものかを実感しました。
 
昨日、静岡市のホテルで宿泊をしました。
台風の影響で、静岡市内の多くの世帯が、深夜から停電に見舞われ、泊まったホテルでも例外なく、電気は止まりました。
 
困ったのは、朝目覚めてからです。
電気がつかないので、屋内にいると、部屋の中が薄暗いのです。
トイレも洗面所も窓がないから、真っ暗。
 
暗い以外で、どんな困ったことが起きたかというと、次のようなことです。
 
・携帯電話やスマートウォッチの充電ができない。
バッテリーの消耗を防ぐため、携帯電話で停電情報や災害情報などの調べ物をするのにも、ついつい遠慮がちになり、情報不足で、更に不安になります。
 
・携帯の電波の状態が不安定。
ネット検索をしていても、なかなか画面が動きません。
 
・エアコンが使えない。
高層ホテルの部屋は、窓が開かないので、徐々に部屋の中が暑苦しくなってきます。
 
・エレベーターが使えない。
ホテル内の移動は、ビルの外側に付いている非常用階段で昇り降りすることとなりました。
3階以上の部屋に泊まっていると、昇り降りが大変です。
私は4階の部屋だったので、階段は苦にはならない高さでしたが、チェックアウトのために、大きなスーツケースを抱えて、上の階から、そろそろと降りる宿泊客を何人も見ました。
 
・水が使えない。
水が使えないということは、頻繁に手洗いできない、また、トイレで用を出しても、水が流せない、ということです。
これは結構な問題です。
平屋建ての建物なら、水が使えない問題は発生しないのですが、ビルのような建物だと、水をタンクに止めて上まで送るという機能を電気の力で行っているからです。
 
・ほとんどの店が閉まっている。
ホテルをほうほうの体でチェックアウトをしたのは良いのですが、どこにも行くところがないのです。
ちょっと、カフェに入って朝ごはん食べよう、とか、お茶を飲むために休憩しようか、ということが出来ないのです。
なお、静岡駅一帯のお店は、電気が使えないので、閉まっていました。
大きな都市で、昼間にお店が空いてない、っていうのは何だか異常な風景です。
午前中は、新幹線も、在来線も、止まっていたため、JR静岡駅のコンコースや通路には、行き場がなくて座り込んでいる人たちがたくさんいました。
 
・電子決済が出来ない。
一部、営業しているコンビニがありましたが、電子決済が出来ず、現金払いのみの対応をしているところもありました。
現金がないと欲しいものが買えない、これも電気が使えなくなったときの弊害なのです。
 
などなど。
 
復旧作業が進められているので、こんな状態は、いつまでも続くわけがないという事は分かっていましたが、それでも、いつも何気なくできていることが全くできない状態、いつ復活するかもわからない、というのは、人を不安にさせるものです。
 
高層ビルは、非常用電源があるならいざ知らず、停電になると全く機能しなくなってしまうことがよくわかりました。
 
怖いなぁと思いました。
 
そんな中で、見知らぬ人に「大変なことになりましたね」と、声をかけて、お互い、ちょっとした情報交換をする場面がありました。
 
こういう災害時に、人と人との交わりを積極的に取る事は、気持ちも和み明るくなれるので、こういった緊急事態の場面こそ、コミュニケーションを取ることの重要性を理解した次第です。
 
写真は、何処にも行くところがなく、とりあえず徒歩で行ける所にあったので行ってみた駿府城のお堀です。
白っぽい緑色の水がとても美しく見えました。
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